内容説明
家出や万引きといった子供の非行、校内暴力やいじめなど、教育現場の荒廃が言われて久しい。その一方で、子育てだけに時間を奪われたくないと、外に出て働きたがる母親が増えている。いったい、子供たちに気力や感動する心を育む環境とはどうあるべきか?教師、新聞記者を経て作家となり、自らも働きながら子育てをしてきた著者が、母親のあるべき姿を問い直し、警鐘を鳴らす書。
目次
くだらない人間は相手にするな
私の家出体験
親は子供のよき観察者たれ
子供の側に立って考える
子供は父親を求めている
修学旅行と万引き
学校の責任と親の責任
戦争と戦後の教育
子育ても立派な社会参加
性教育は親が自然に
『アンネの日記』に学ぶもの〔ほか〕