内容説明
日本論、日本人論が今またブームになっている。しかし、表面的・傍観者的な論を展開する時期は過ぎた。大切なのは、私たち日本人とその文化を身近なところから再考し、その真の姿を把握することであろう。「日本を知ることが国際化時代への第一歩」と説く著者が、柳田民俗学を下敷きに、「日本人と旅」「仲介と贈答」「日本人の一生」などの16の切り口で「日本社会」学の再検討を試みる。
目次
第1章 日本文化のとらえかた
第2章 火の文化
第3章 内と外
第4章 海と日本人
第5章 日本人と旅
第6章 共同経験の意味
第7章 仲介と贈答
第8章 生業の変化
第9章 日本人の一生
第10章 人の移動
第11章 東日本と西日本
第12章 宗教と世俗化