内容説明
私たちにとってキャリアはとても大切であるが、近年、家庭や地域での活動も同様に大切になり、どちらにより重きを置くかは多種多様になっている。企業には、このように変化しているキャリア観を問い直し、従業員のニーズを汲んだ仕組みをつくることが求められている。本書は２０年以上にわたって技術職・管理職を分析。労使のニーズをともに満足させる、新しいキャリア・組織を提唱する。
目次
１章 序文―私たちが暮らしている世の中
エピソード１ チェイス夫妻は暮らし上手か
２章 組織側の決めつけ―キャリア・サクセスの定義をめぐって
３章 個人側の思い込み―業務上の必要と私生活をめぐって
エピソード２ ナンシー・ライトは勝者だろうか？
４章 家族は組織の緊急問題
５章 時間と自主性についての再検討
エピソード３ エリザベス・グレイは敗者なのか
６章 コミットメントと公平性の再検討
７章 変革への道
８章 未来を描く
著者等紹介
三善勝代［ミヨシカツヨ］
栃木県生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科修士課程修了。お茶の水女子大学大学院家政学研究科修士課程修了。和洋女子大学家政学部助教授（キャリア開発論、ジェンダー論、生活経営学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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