出版社内容情報
辞書では引けない言い回しをたっぷり集めました。スペイン語の発想を感じ取り、言葉のおもしろさを体感してください。
内容説明
スペイン語の微妙な言い回しを「落ち穂」にたとえ、何年もかけてのんびりひろい集めてきたのが本書です。家族お揃い・見ての通り・そんじょそこらの・誰かと思ったら・またの日にしよう・軽く考える・それもそのはず…辞書では探しにくい表現で、スペイン語の発想を感じとる。
著者等紹介
清水憲男[シミズノリオ]
上智大学大学院修了後マドリード大学(Complutense)に留学し、同大学より文学博士号取得。スペイン文学・文献学専攻。上智大学教授を経て早稲田大学教授。長年NHKラジオ・スペイン語講座を担当した他、東京大学非常勤講師、スペイン・サラマンカ大学客員教授などを歴任。上智大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆたか
3
日本語の会話ではよく使うのに、「スペイン語に訳せ」と言われると困惑してしまう言い回しの数々が簡潔に紹介される。一番印象的だったのは「ペンのインクが出ない」というのは"No quiere escribir."と言うこと。日本語に直訳すると「(ペンは)書きたがっていない」という意味。ペンを擬人化する、なんとも面白い表現である。個人的な思い出だけども、インクが出ないときに、"No funciona."(英訳するとIt doesn't work.)と言ったことがある。相手は私の発言をどう解釈したのだろうか。2013/07/05