戦場からスクープ!―戦争報道に生きた三十年

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  • サイズ B6判/ページ数 356,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560080474
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0036

内容説明

地雷原を駆け抜けた戦争特派員の手記。

目次

第1章 手がかりなし
第2章 運が尽きるとき
第3章 サラダ菜の日々
第4章 神のほかに神なし
第5章 国内戦線
第6章 飢餓と将軍
第7章 死の川
第8章 「コソボ、ああ、わが愛しのコソボ」
第9章 恐怖とともに生きる

著者等紹介

フレッチャー,マーティン[フレッチャー,マーティン][Fletcher,Martin]
1947年、ロンドンに生まれる。ブラッドフォード大学卒業後、BBCを経て通信社ヴィスニュースにカメラマンとして入社。第四次中東戦争、第二次キプロス紛争、ローデシア紛争などを取材した。その後、NBCニュースに引き抜かれ、イラン革命、テヘランのアメリカ大使館人質事件、ポーランドの「連帯」、ソ連によるアフガン侵攻などを取材。82年、テルアビブ支局長となり、湾岸戦争、パレスチナ紛争、ソマリア飢饉、ルワンダのジェノサイド、コソボ紛争を取材するなど、つねに現場からのレポートに心血を注ぐ

北代美和子[キタダイミワコ]
1953年生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

蘭奢待

5
すご本。ジャーナリストとしての使命感を持って産まれたような男。しかし、そのあり方に深い悩みと葛藤を抱える。戦争の一方の悪に取り入り取材する。他方の戦争難民に近づき、死んでいく様子を撮影し、虐殺の現場を撮影する。ショッキングな映像を期待するところに倫理的な矛盾を感じながら。作者はユダヤ人の英国人でイスラエルに住む。イスラエルとパレスチナの衝突では、止むに止まれぬパレスチナ側の感情に賛意や同情を感じながら、パレスチナ人のテロに狙われるイスラエル側であり、ユダヤ人という出自に悩む。2018/06/17

takao

2
ふむ2021/04/20

Teruhiro Hori

0
読書メーターの感想、嫌悪感むき出しのモノがあったが理解できる。また、欧米報道を神格化してた人にはショック?かもね。でも俗物的だろうが野次馬根性だろうが、報道はまず現場にいないと始まらない。記事に本当の意味で主観を与えるのは、我々読み手なのだから。下卑で下劣かもしれない筆者だが、政権御用達に落ちぶれてるウッドワードなどよりマシ。戦争報道の実態を知るには、一級資料だと思う。2012/02/23

sasha

0
戦争や紛争を報道する時、伝える側には人間としてのジレンマがある。2010/06/27

きなこ

0
元に戻れない悲しさを運の良い作者が教えてくれています2010/05/08

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