目次
紙の来た道“ペーパーロード”
文化が育てた“紙”、紙が育てた“文化”
和紙の調理ブック―木の皮から和紙になるまで
洋紙のレシピ―木材から紙をつくる
紙に要求される機能
紙の天性
紙の持つ意外な性質
紙の適材適所
紙の機能を生かす
紙の種類と寸法〔ほか〕
著者等紹介
原啓志[ハラヒロシ]
1949年佐賀県に生まれる。1973年東京農工大学卒。三島製紙(株)入社。1984年農学博士。現在、研究所主任研究員、原田工場管理部次長、技術部次長を経て現在開発室長兼開発研究所長。この間、1981年、1989年に“製紙用麻類の構造について”、“紙の表面マイクロトポグラフィー”の研究でおのおの紙パルプ技術協会賞受賞。2000年第48回印刷・製本・取次・書店・製紙に関する野間賞受賞。勤務先が特殊薄葉紙の製造メーカーという関係もあり、タバコの巻紙、和紙などの研究、開発に携わったほか、紙や紙の原料となる繊維を細かく観察してきた。文化財の保存、古い紙の分析などの仕事も行ったほか、最新の情報記録用紙、ケナフ紙等の特殊印刷用紙や合成紙の開発も手掛けた。一方、ヨーロッパの手漉き紙に、日本固有の山野草や昆虫を描いた個展を開く、洋風の食材をモチーフにしたイラストとデザインで1997全国カレンダー展日本印刷産業連合会会長賞受賞など趣味も広い
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