出版社内容情報
明治~昭和初期生まれの28人が語る地域自然と農業、村の暮らしと習わし、時代と社会の大変化
内容説明
石神井川で野菜を洗った!!神田や千住の市場まで荷車を押した!!この土地の田畑も、森も、川も、すべてを生活の場として、社会の荒波のなかで農業と暮らしを守り、貴重な自然と環境を育くんできた女性たちが、いま語り継ぐ。
目次
明治時代に生まれた人(父の急死で家のあと取りに、女手で戦時を乗り切る;名産・中の宮ごぼうづくりから、東京五輪の聖火台の菊づくりまで)
大正時代に生まれた人(まわりは家もなく、電気もきていないお茶専門農家に嫁いで;麦に、陸稲に、大根に、ごぼう…右手で「だら肥」、左手で炊事;子だくさんの農家、空襲や学童疎開の中での助け合い ほか)
昭和時代はじめに生まれた人(戦後のお嫁入りは、父の運転するオート三輪車で;何種類もある鍬の使い方 人目につかぬ朝早くに舅から伝授;朝どり・朝出荷の小かぶ、夜二時に畑で不審尋問されたことも ほか)