目次
はじめに 日本語は謎だらけ
第1章 「アイウエオ」と「いろは」の不思議
第2章 「平仮名」と「片仮名」が生まれた秘密
第3章 「ん」はもともと日本語なのか
第4章 外国語でなくなってしまった漢字
第5章 「万葉仮名」とはどんな「仮名」か
第6章 弘法さまは国語の生みの親でもある?
第7章 歌人たちが磨いた仮名と日本語の文化
第8章 書体、数詞、敬語―まだまだ残る日本語の謎
著者等紹介
山口謠司[ヤマグチヨウジ]
1963年長崎県生まれ。大東文化大学文学部大学院、フランス国立高等研究院人文科学研究所大学院に学ぶ。ケンブリッジ大学東洋学部共同研究員などを経て、現・大東文化大学文学部中国学科准教授・財団法人東洋文庫兼任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しましまこ
2
言葉も生き物です。しみじみ日本に生まれて良かったなと。2014/05/11
にゃん
1
漢字、カタカナ、ひらがな。今まで気にしていませんでしたけど確かに3種類の文字があるって不思議。でも、必要なんですよね。どれが欠けても大変です。2013/09/13
お人形
0
神保町で安く売っていたので買ってみました。普段、日本語の「不思議だな」って感じるところを解説してくれています。面白かったです。2015/11/29
根本繁
0
これは面白い!3種の文字が存在したり、外国語を簡単に取り込んでしまったりと、極めて特異な言語である日本語。言われてみればなるほど不思議。これらの謎を日本語の成立過程を追いながら考察していくと、中国を模倣して律令国家を目指した奈良時代における漢字の輸入や、仮名文字を生み出して独自の文化を花開かせた平安時代など、古代日本の成り立ちとシンクロしてゆく様が見えてきます。文章はさらりと読みやすいですが、時代背景から仏教思想まで非常に豊かな学識を感じさせます。2011/11/05