目次
第1章 天地創造と大地の女神ガイア
第2章 忌まわしい予言の繰り返しを断つゼウス
第3章 愛人レト、アポロンとアルテミスを生む
第4章 エロスとプシュケ 神と人の「至上の愛」
第5章 ヘルメスの誕生と十二神たち
第6章 ディオニュソスと、踊り狂う信女たち
第7章 英雄ヘラクレスと「十二の難業」
第8章 ゼウスの「神計」とパンドラの誕生
著者等紹介
吉田敦彦[ヨシダアツヒコ]
1934年東京生まれ。東京大学大学院西洋古典学専攻修士課程修了後、フランス政府給費留学生として渡仏、フランス国立科学研究所員。成蹊大学、学習院大学教授を経て、学習院大学名誉教授。著書に『ギリシア文化の深層』(国文社、サントリー学芸賞受賞)ほか多数がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イノ
17
小さい頃読んだけど古代ギリシャに惹かれて改めて再読。 半分がだいたい解説か彫刻か絵画の写真になっているので分かりやすい。 思った以上にヨーロッパの芸術の分野に影響している。 「古代ギリシャのリアル」を先に読んでいたので登場(神)人物が多くてもあまり混乱せず、ゼウスの浮気事情とか内部の事がちょっと分かっていっそう楽しめた。2016/10/29
かりあ
11
積ん読崩し月間4冊目。 たしかにこれは面白いほどわかるぞ…。名前とかがかなりうろ覚えになってたからそれの再確認。 ギリシャ神話大好きなので他に積んでるのもどんどん読んでいこう。2019/10/13
yori
6
★★★★★ あー面白かった。一気読み。ギリシャ神話の神々はとにかく美しい男女(神も人も)が大好きだな。大体見た目で結婚したり好きになったり。これでもか!って位に見た目重視。あと、開けてはならない、見てはならない、振り返ってはならない系の約束は絶対、破る。笑 ギリシャ神話知らないと西洋絵画も大体理解出来ない。2014/09/21
ブルーツ・リー
5
再読。ギリシャ神話の解説書。ギリシャ神話の全貌を眺めるのによい解説本になっているが、本当の神話のエッセンスは、やはり本編を読んでみないと味わえないのではないかと思った。 かつてもこれを読んで、ある程度ギリシャ神話に触れて、美術作品を見る上である程度の参考にしてきたが、この本を読んだ後に、ギリシャ神話本体に当たる必要は確実にあるな、と思われた。 差し当たりこの一冊で全貌は掴み易くなっているはずだから、図書館が空き次第、ギリシャ神話本文に当たってみたい。2020/05/01
わわわべ
5
やはりこのシリーズは分かりやすい。ギリシャ神話の神々は本当に容赦がない。浮気した夫より浮気相手により怒りをぶつけるのは今も昔も一緒。2017/04/09