日文新書<br> 太平洋戦争の謎―魔性の歴史=日米対決の真相に迫る

日文新書
太平洋戦争の謎―魔性の歴史=日米対決の真相に迫る

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  • サイズ 新書判/ページ数 246p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784537250800
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0221

内容説明

太平洋戦争は本当に無謀な戦争だったのか?黒船来航以来のアメリカの対日戦略を分析し、太平洋戦争が起こった原因と勝敗の明暗を分けた重要海戦を中心に敗戦に至るさまざまな謎と疑問を鋭く追究する。

目次

序章 “黒船来航”以来のアメリカの対日戦略 “日米対決の歴史”と演出されたシナリオ―問われる「魔性の歴史」の筋書と演出家たち
1章 “三国同盟”締結から日米開戦“決定”まで 日米開戦までの苦悩と駆引きの舞台裏―良識派の後退と“勝算なき戦い”に踏み切った軍部の謎
2章 “真珠湾急襲”から“ミッドウェー敗戦”まで 勝敗を決した情報不足と決断のミス―作戦の漏洩と索敵の失敗に重なるミスキャストの謎
3章 “ガ島血戦”から“あ号作戦”まで 帝国海軍上層部の戦意を疑う指揮混乱の謎―官僚機構化した司令系統と現地指揮系統を衝く
4章 “特攻機出撃”から“本土決戦”まで 無謀な決戦に駆り立てた魔性の結末―結果論からみた人間の獣性と霊性の葛藤の意味
5章 “太平洋戦争敗因論”をめぐって 日本はなぜ太平洋戦争で敗れたのか―問い直される戦争指導者の資質と敗因論をめぐって
終章 “日本悪玉論”をめぐって まだ終わらない太平洋戦争への疑問―百家争鳴に近い太平洋戦争についての史観の受けとめ方

著者等紹介

佐治芳彦[サジヨシヒコ]
福島県会津若松市に生まれる。1951年、東北学院大学英文学科卒業。1954年、東北大学文学部史学科卒業。現在、歴史評論家として活躍中
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