死から学び、生を考える―対談 在宅医療の再生に向けて

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  • サイズ B6判/ページ数 126p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784535981911
  • NDC分類 498.04
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 人間の歴史の中で医療が病院中心となったのは、この100年ほどにすぎない。本来、医療は在宅だったのだ。とくに「尊厳ある死」は在宅でこそ実現できる。現代医療における生と死の復権を提案する感動のメッセージ。    

《目次》
第1章 医療の生い立ちとその流れ
1 医療の源流をたずねて
2 中世から近代へ
3 江戸時代の在宅医療
4 日本の近代医療の百年
第2章 臨床医として生と死に向かいあった五十年
1 小さな村に住む人びとの生と死
2 限界状況にある人びとの病い
3 死とはなにか
4 「こころの痛み」と死の変容
5 インド伝承医学から学ぶ
6 ライフケアシステムの二十
第3章 これからの医療
1 これからの在宅医療
2 これからの病院医療
3 これからの医学教育

内容説明

今日の病院医療が見失ったもの、それは在宅医療の英知だ!「文化としての医療」を提唱する歴史家と「在宅医療」を実践する臨床医が、生死のあり方とこれからの医療の姿を語りつくす対話篇。

目次

第1章 医療の生い立ちとその流れ―在宅医療への道(医療の源流をたずねて―古代ギリシャの神殿医療;中世から近代へ―病院の誕生;江戸時代の在宅医療 ほか)
第2章 臨床医として生と死に向かいあった五十年―在宅医療の体験(小さな村に住む人びとの生と死―長野県塩尻村の村医として;限界状況にある人びとの病い―江戸川区における結核予防活動;死とはなにか ほか)
第3章 これからの医療―在宅医療の再生に向けて(これからの在宅医療―その展開のために;これからの病院医療―病院再生の道をさぐる;これからの医学教育)

著者等紹介

立川昭二[タツカワショウジ]
1927年に出生。早稲田大学文学部史学科卒業。北里大学教授(66年)を経て、現在、北里大学名誉教授。専門は医療史、とくに文化史・心性史の視座から病いや死を追究する

佐藤智[サトウアキラ]
1924年に出生。48年に東京大学医学部卒業。東京白十字病院院長、南インド・クリスチャン・フェローシップ病院勤務を経て、現在、ライフケアシステム代表幹事(水道橋東口クリニック医師)、日本在宅医学会会長
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