だいじょうぶ！親の離婚―子どものためのガイドブック

ウインチェスター，ケント〈Ｗｉｎｃｈｅｓｔｅｒ，Ｋｅｎｔ〉/ベイヤー，ロベルタ【著】〈Ｂｅｙｅｒ，Ｒｏｂｅｒｔａ〉/高島 聡子/藤川 洋子【訳】

日本評論社（2015/05発売）

• サイズ A5判／ページ数 133p／高さ 18cm
• 商品コード 9784535563384
• NDC分類 K367
• Cコード C3011

出版社内容情報

もう一緒に暮らさない、と決めてしまった両親を持つ子どものための本。親たちのトラブルに巻き込まれないためのアドバイスが満載。

はじめに

「離婚する」ってどういう意味？　
どうして離婚する親がいるの？　
離婚について話してもいいのかな？　
離婚は、ぼく／私のせい？　
家族に今、何が起こっているの？　
気持ちが落ち着かなくて困るんだけど？　
自分の気持ちを話したいとき、どうしたらいい？　
もし両親が興奮して、おかしくなっちゃっているときは？　
これから誰がぼく／私の世話をしてくれるの？　
どこに住むことになるの？　
二つの家を持つって、どういうことなんだろう？　
誕生日や長いお休みはどうなるの？　
親に会いたくなったらどうしよう？　
もし親に会いたくならなかったらどうしよう？　
もし親のどっちかが、もうぼく／私に会わないと言ったら？　
もし両親の間で「板ばさみ」になってると感じるときは？　
おじいちゃん、おばあちゃんはどうなるの？　
両親が互いに秘密を持っているときは？　
自分が「連絡係」になったような気がするときは？　
両親は、もう元に戻ることはないのかな？　
もしお父さんとお母さんが、誰かと付き合い始めたら？　
新しいお母さん、新しいお父さんって何者？

おわりに
著者について
子どものための解説
大人のための解説
訳者あとがき

【著者紹介】
京都ノートルダム女子大学心理学部教授

目次

「離婚する」ってどういう意味？
どうして離婚する親がいるの？
離婚について話してもいいのかな？
離婚は、ぼく／私のせい？
家族に今、何が起こっているの？
気持ちが落ち着かなくて困るんだけど？
自分の気持ちを話したいとき、どうしたらいい？
もし両親が興奮して、おかしくなっちゃっているときは？
これから誰がぼく／私の世話をしてくれるの？
どこに住むことになるの？〔ほか〕

著者等紹介

ウインチェスター，ケント［ウインチェスター，ケント］ ［Ｗｉｎｃｈｅｓｔｅｒ，Ｋｅｎｔ］
弁護士。イアンとシャウナという二人の子どもの父。ニューメキシコ在住

ベイヤー，ロベルタ［ベイヤー，ロベルタ］ ［Ｂｅｙｅｒ，Ｒｏｂｅｒｔａ］
離婚問題を専門とする弁護士であり、調停委員でもある。１９９５年に「面会交流カレンダー」を作成。ニューメキシコのアルバカーキー在住

高島聡子［タカシマサトコ］
１９９２年、大阪大学法学部法学科卒業。同年、名古屋家庭裁判所調査官補。任官後、大阪、福井、東京等の家裁勤務を経て、２０１５年より、神戸家裁伊丹支部主任家裁調査官

藤川洋子［フジカワヨウコ］
１９７３年、大阪大学文学部哲学科卒業。家裁調査官として、大阪、京都、名古屋、大津、東京等の各家裁に勤務。その間、神戸大学精神科教授（当時）の中井久夫に師事。大阪家庭裁判所総括主任家裁調査官を最後に退職。２００６年より京都ノートルダム女子大学心理学部教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[tom]

離婚が切迫した状況になったときに、子どもが何を考えるのかを知るために読んでほしい本。題名には「子どものためのガイドブック」とあるけれど、親にとっての良書だと思う。なにしろ読みやすい。親の離婚は、子どもにとって、とんでもなく大変な状況なのだ。子どもは、ほんとうに困惑する。親が離婚しようとすると、子どもは、しばしば自分のせいで離婚になるのかと考えてしまう。親には思いもよらないことが、いろいろと起きるのだ。そういう子どものために、親は何を考えたらよいのかを示唆してくれる本。ちなみに、翻訳者は、私の友人です。

2015/08/20

[maaaa]

仕事で必要かなと思って読みました。子ども目線で書かれていて、子どもの感じることを学べる教科書になりました。印象に残ったのは「～と言ってもいいのです」という表記が多かったこと。子どもがどれだけ言いたいことを我慢しているのかが伝わってきました。思いを受け止めてくれると思ってもらえるような大人になりたいです。

2016/08/13

[勝手に読んだＹＡ本つぶやくBOT]

この本はこう始まる。『「もう一緒に暮らさない」と決めてしまった両親を持つ子どものための本です。』離婚すると聞いて、ショックを受けるだろうし、腹も立つ。その気持ちをどこに持って行けばいいかわからなくなるかもしれない。「離婚するってどういう意味？」などといった22コの質問に、参考となる本を添えて丁寧に答えてくれる。親子で離婚を乗り越えるための一冊。

2017/09/01

[西川明子]

こどものために書かれているので、わかりやすく、項目によってはさらに参考書を紹介。解決策のほか、子どもは悪くないと繰り返し記載している。

2017/02/13

[るき]

イラストがいじめ問題の漫画をよく描いている本山さん。あとがきでこの人しかいないと依頼したとあったが、確かにぴったり。翻訳するといろいろ違いがあるので後編は日本では・・・の解説があった。

2015/06/18