出版社内容情報
アジア通貨危機やリーマン・ショックなどの金融危機に各国の行政当局はいかに対応したのか。政策現場を知る著者がその教訓を紹介。
序章 本書の主題・構成・要旨
第1章 金融危機管理の理論的・制度的基礎
第1節 金融危機管理に関連する基本的な概念
第2節 公的当局による金融危機管理の理論的根拠
第3節 各国における金融監督体制とその変遷
第4節 小括
第2章 中央銀行のプルーデンス政策と金融危機管理
第1節 中央銀行のプルーデンス機能の費用・便益
第2節 中央銀行の金融危機管理
第3節 小括
第3章 金融危機の発展段階と政策対応
第1節 金融危機の進行とプルーデンス当局の対応
第2節 小括
第4章 1990年代における金融危機管理のケース分析
第1節 北欧銀行危機におけるスウェーデンの政策対応
第2節 アジア通貨危機下のインドネシアに対するIMFの政策対応
第3節 わが国における邦銀の不良債権処理
第4節 小括
付 論 資産管理会社に関する若干の国際比較
第5章 世界金融危機への政策対応と問題点
第1節 各国政府・中央銀行による政策対応
第2節 世界金融危機を巡る政策対応,金融監督体制等の問題点
第3節 小括
第6章 金融規制改革の現状と展望
第1節 金融規制改革の概要
第2節 英国における金融規制改革
第3節 EUにおける金融規制改革
第4節 米国における金融規制改革
第5節 小括
第7章 金融危機が提起したプルーデンス政策の論点
第1節 1990年代の北欧,アジアにおける金融危機管理の政策的含意
第2節 世界金融危機が提起したプルーデンス政策の論点
第3節 マクロ・プルーデンス政策の導入
第4節 中央銀行の「最後の貸し手」機能の変容
第5節 世界金融危機が提起したその他の論点
第6節 小括
終章 金融危機の再発は防止できるか
?丸 浩[トクマル ヒロシ]
著・文・その他
目次
第1章 金融危機管理の理論的・制度的基礎
第2章 中央銀行のプルーデンス政策と金融危機管理
第3章 金融危機の発展段階と政策対応
第4章 1990年代における金融危機管理のケース分析
第5章 世界金融危機への政策対応と問題点
第6章 金融規制改革の現状と展望
第7章 金融危機が提起したプルーデンス政策上の論点
終章 金融危機の再発は防止できるか
著者等紹介
徳丸浩[トクマルヒロシ]
立命館大学国際関係学部教授。博士(経済学)。1955年生まれ。1979年東北大学法学部卒業、同年日本銀行入行。調査統計局、国際大学大学院留学、IMFアジア局出向、世界銀行金融セクター開発局出向、金融機構局等を経て、2012年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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