伊藤真の刑法入門―講義再現版 （第６版）

伊藤 真【著】

日本評論社（2017/12発売）

• サイズ A5判／ページ数 227p／高さ 21cm
• 商品コード 9784535523425
• NDC分類 326
• Cコード C3032

出版社内容情報

2017年の刑法改正箇所の解説も加え、全体像と基本概念、基礎知識が理解できるようわかりやすく解説した定番の入門書の最新版。

内容説明

２０１７年の改正の内容を反映し第５版以降の新しい議論も踏まえて新版化！！「刑法の理論と構造が１冊でわかる」と高い支持を得ている入門書の最新版！

目次

はじめに（刑法の特徴・学び方；激しく学説が対立し、きわめて理論的であることの意味；細かな学説よりも体系）
第１章　刑法総論（序論；犯罪成立要件；修正された構成要件；罪数；刑法総論の全体像）
第２章　刑法各論（犯罪類型の分類；個人的法益に対する罪；社会的法益に対する罪；国家的法益に対する罪；刑法各論の全体像）

著者等紹介

伊藤真［イトウマコト］
１９５８年東京生まれ。１９８１年司法試験に合格後、司法試験等の受験指導に携わる。１９８２年東京大学法学部卒業後、司法研修所入所。１９８４年弁護士登録。１９９５年１５年間の司法試験等の受験指導のキャリアを活かし、合格後、どのような法律家になるかを視野に入れた受験指導を理念とする「伊藤真の司法試験塾」（その後、「伊藤塾」に改称）を開塾。伊藤塾以外でも、大学での講義（慶應義塾大学大学院講師を務める）、代々木ゼミナールの教養講座講師、日経ビジネススクール講師、全国各地の司法書士会、税理士会、行政書士会、弁護士会等の研修講師も務める。予備試験を含む司法試験や法科大学院入試のみならず、法律科目のある資格試験や公務員試験を目指す人達の受験指導をしつつ、一人一票実現国民会議の事務局長として一票の価値実現をめざす等、社会問題にも取り組んでいる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[tieckP（ティークP）]

刑法総論の部分はこのシリーズにしては難易度が高い。対立する諸説についての見開き解説がときおり挟まれるのだが、そこだけ表現が硬く、２頁に収めるために説明が不十分なので、本文の講義調と高低差が激しい。法律の本は繰返し読むひとが多いようなので、そうしたひとは一度目は本文だけ読み通してから二度目に「重要基本論点」を読んだほうが良いと思う。後半の各論については、どの本を読んでもおそらく同じだろうという条文のさらっとした解説なので、入門にしては難易度の高い総論解説を頑張って読むのに価値がある本だと思う。

2019/08/04

[さくら]

法律のことを勉強したくて読みました。かなり易しい記述のはずなんですが、自分にとっては難しい内容なので、何度か読み返して勉強を続けたいと思います。

2022/09/19

[こうきち]

KindleUnlimitedで読了。自宅待機読書。　刑法は、公務員試験用の教材と司法書士試験用の教材を軽く読んだことはあるのですが、司法試験をベースにしっかりと理論を組み立てている本を読んだのは初めてで、とても面白かった。総論各論とも、細かい内容よりは、考え方のベースの部分をちゃんとやってくれているので、刑法の学習ではあるけれど、刑法を学ぶための基礎学習としてほんとにいい感じです。

2020/04/17

[H’s]

総論は哲学的。各論はあっさり。

2023/11/04

[goデロリアンgo]

基礎編だが思いのほか難儀した。シリーズ読み進めていってちょっと飽きがあった。時間も思いのほかかかった。

2023/07/30