出版社内容情報
謎多き生涯から仏像鑑賞のポイントまで、日本を代表する天才仏師・運慶について、楽しいイラストでライトに知ることができる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鯖
16
マンガなんだけど、なんか人間の絵が…女禍が縄でぼたぼた落とした泥でできた人間みたいで…その。踏んづけられてる邪鬼ちゃんがもれなく恍惚とした表情で、作者の方は邪鬼が四天王に踏まれて改心してるというより恍惚としちゃう解釈か～。しかし運慶の作品、今残っているものの何倍もが鎌倉にあったんだなあと思うと、しみじみ残念。やはり芸術作品は権力者の元に集まるのだなあ…。この目で見てみたかったです。2018/03/25
のぶりん
13
ざっくり天才仏師運慶・快慶のことがわかる。漫画ゆえに写実的ではなく、入門書初歩で拝観ガイド的かな。奈良へ行くときは作品マップを手にじっくり見てこよう。2017/12/25
れい
11
【図書館】運慶愛に溢れている。技術が確立されていない中、手探りで仏像を次々と作っていたそのパワーもすごいけど、仏や菩薩のお姿はこうじゃなかろうかという創造力も素晴らしい。ルネッサンスもそうだけど、こういう造形美は、パトロンがいてこそ作り上げることができるもので、運慶の場合は源頼朝だそうである。それが、現代にも残存していることに深い感慨を覚える。2019/03/26
オリーブ
11
本日、東京国立博物館の特別展「運慶」に行ってきてお土産コーナーで購入。読みながら今日観た仏像たちが甦ってきた。運慶ら慶派が源頼朝と深い関係があったなんて全然知らなかったし、仏像とそして運慶初心者の私にはゆるいマンガによる優しい解説で仏師の成り立ちがよく分かって有りがたかった。エックス線やレントゲンで胎内に内蔵されているものを発見されるとは、当時の仏師たちも想像してなかっただろうけど、そのおかげで確かに運慶ら仏師による作品だと確認出来たり凄さが今に伝わってくる。2017/09/27
ツキノ
10
図書館の利用者さん返却本。仏像大好きな著者(姉)が妹に説く運慶という天才仏師、その作品の魅力。漫画の絵はあまり好みではないけれど、仏像絵はいい！ほとんど知らないことばかり。おもしろく読む。 2017/11/28
