出版社内容情報
「すみません」とすぐに言う、「それはいいですね」と言いつつ実は拒否している、自分の意見を押し出すと「空気が読めない人」になる、全員が“首をかしげる”提案がなぜか会議で認証される――日本独自のコミュニケーションの構造をひもとく『「上から目線」の構造』著者の最新刊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です！！(≧▽≦)
64
要するに日本語は難しいと言うこと(¯―¯٥)2019/09/08
キューポップ
26
常にへり下る日本人への啓発本かと読んだらそうでもなかった。読後、だから私は日本で生きにくいのかと理解した思い。幼少時から米ではいかに自分の意見を主張出来るかに教育の重点を置く。日本では従順、協調性、和を乱さないに重きを。米では意見の相違は当たり前だが、日本では正論を言うと相手を傷つけるらしい。この人はそういう意見なんだでいいではないか。多勢と対立する意見を日常で言いづらい現日本は異様で異常。皆同じ行動にしなければ白眼視される。この3年程で思い知った。同調圧力で戦争に加担しない事を切に願う。2023/01/23
超運河 良
23
すみませんが口癖になると、何かあると、とにかく、すみません。何も悪いことしてもないのに、すみませんって言うのはおかしい！すみません星人になる。ちょっと意識して口癖を変えると素敵になる。すみませんをありがとうに変えるだけで印象も変わる。何もしてないのに、すみませんって言ってたら自信がない人に見られる。すみませんと謝るたび、人に迷惑をかけてるようになる。すみませんをありがとに変えると言う人も、言われる人も気持ち良い。建前と本音の二重構造が謙遜こそ美徳という思い込みを作る。素直にありがとうって言える方が素敵だね2015/09/13
チャー
14
つい使ってしまうすみませんという言葉は厳密には謝罪を表すが、人と人とのコミュニケーションを円滑にする役割も果たすと著者は述べる。海外の人々からは積極的に謝る日本人を不思議に思う面が多いといわれるが、その背景にある思惑を解説した内容は大変興味深い。対外的なやりとりでは、言葉面の裏側を察することが必要な場面が多々あるという指摘は改めて思い返すと納得する点が多い。本音トークという会話ほどタテマエになるという指摘はとても印象的。波風を立てず真意を探り曖昧にして着地点を探す技術はある意味レベルが高いのかと感じた。2022/10/24
Humbaba
11
私たちは毎日何気なく空気を読みながら生きている．たとえことばは同じであっても，相手の視線や動き，醸し出す空気によって本当は何を言いたいのかを察しあっている．直接言わなくても察しあえるというのは便利だが，とてもつかれる社会であることも又事実である．2013/03/29
