内容説明
近所の散策で、旅の道すがら―季節のうつりに向けられた清澄なまなざしが写す、現代人の「生」の幸福と哀しみ。大佛次郎賞作家による待望のエッセイ集。
目次
春(辛夷に会う;早春の記 ほか)
夏(まぼろしの夏に拾う;広瀬川べりを歩く ほか)
秋(落葉焚き;木地師 ほか)
冬・新年(冬の原っぱ;出で湯を巡る ほか)
著者等紹介
佐伯一麦[サエキカズミ]
1959年宮城県生まれ。1984年「木を接ぐ」で「海燕」新人文学賞、1990年『ショート・サーキット』で野間文芸新人賞、1991年『ア・ルース・ボーイ』で三島由紀夫賞、1996年『遠き山に日は落ちて』で木山捷平賞、2004年『鉄塔家族』で大佛次郎賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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