内容説明
「内側」を知り尽くした男の半生。田中・大平・中曽根と歴代内閣を裏から支え、今また政治改革に精魂を傾ける著者が心情を吐露。
目次
第1部 私の履歴書(暴れ川;軍国主義の風潮;本省勤務;疾風怒濤の時代;政治の世界へ)
第2部 政治家の手帳(危機管理を考える;海外との情報交換;総裁選;派閥原理と政治改革;国際協力とPKO;交遊抄)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
1
あまり詳しくない。2021/02/21
kunihiko@240mercer
1
故後藤田正晴氏の私の履歴書。内務省に入り、(従軍を経て)、警察畑ながら自治庁官房長、税務局長もつとめ、その後警察庁長官、官房副長官を経て政界入りし、自治大臣、総務庁長官、官房長官を歴任した氏の20年ほど前の自叙伝。いろいろかかれていたが、危機管理のこと、廃案になった国連平和協力法案や自衛隊のこと等が印象に残った。2011/12/27
諏訪菜子
0
警察官僚ののち政治家となり官房長官として辣腕をふるった後藤田正晴さんが、政治家引退後に自身の経歴を語った連載に危機管理や自衛隊について加筆したエッセイ。前半部分は、以前読んだ保阪正康「後藤田正晴」により詳細に歴史的記述と絡めてあって初見という気がしなかった。しかし後藤田さんの生の言葉なので同じ事柄でも距離感が微妙に違っていて面白かった。有能なエリート主義者の官僚だったのが、退官して選挙で敗れてから変わっていったところなどが面白い。2015/08/12