内容説明
かつては暖かだった南極海が現在のような氷の海となりはじめた時、そこにすんでいた多くの魚は死滅した。しかし、ある魚類だけが、氷点下の水の中でも凍らずに生き残った。なぜだろうか?表題の論文をはじめ、魚の不思議・謎の解明に挑戦した生物学者たちの知的熱情が伝わってくる好論文5編を収録した。
目次
南極海の魚はなぜ凍らない(J.T.イーストマン/A.L.ド・フリース)
バクテリアで光る魚(J.E.マッコスカー)
魚はどのように群れを維持するか(B.L.パートリッジ)
サケの人工飼育(L.R.ドナルドソン/T.ジョイナー)
托卵するナマズ(佐藤哲)