欧州のMBA教授が見た高業績CEOの意思決定―戦略判断2つの型

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 257p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784502388200
  • NDC分類 336.1
  • Cコード C3034

内容説明

本書は、経営者による全社戦略の判断基準として、PIF型とPA型の2つが存在することを4人の日本企業のCEOの事例を対象にして検証している。著者らの発見によると、優れた日本の経営者の経営スタイルは、欧米で成功している企業のそれと驚くほど似通っている。長老的経営者、根回しによる意思決定、形式的リーダーと実際の意思決定のリーダーとの乖離など、これまでの日本企業に付いて回るイメージとはまったく異なる結果が明らかになった。

目次

第1章 日本的経営の成功
第2章 成功した変革型CEOの知の仕組み:企業原イメージ型アプローチと利益算術型アプローチ
第3章 事業への企業原イメージ型アプローチ
第4章 事業への利益算術型アプローチ
第5章 結論
付録 4つのケーススタディの概要

著者等紹介

加瀬公夫[カセキミオ]
IESE経営大学院(ナバラ大学・スペイン)教授。東京外国語大学で学士号を取得の後に、スペインのICADEで経営学士号、IESE経営大学院で経営学修士号(MBA)を取得、そして、英国マンチェスター大学で博士号(DBA)を取得。企業レベルの戦略が専門であり、プライスウオーターハウス・ヨーロッパ社でディレクターとして勤務歴あり。国際大学での戦略論担当教授、そしてグロービス勤務の後 現職

サエス・マルチネス,フランシスコ[サエスマルチネス,フランシスコ][S´aez‐Martinez,Francisco J.]
カスティリア・ラマンチャ大学(スペイン)教授。バレンシア大学で経済・経営の学位、カスティリア・ラマンチャ大学で経営学の博士号を取得。スペインのカスフィリア・ラマンチャ大学の経営学担当教授、教務担当副学長である。研究の関心事は、経営管理認識、企業家精神そしてイノベーションである

リケルメ,エルナン[リケルメ,エルナン][Riquelme,Hern´an]
RMIT大学(オーストラリア)教授。米国パシフィック大学で南北アメリカ相互研究と言語学で学士号を取得、米国テキサス技術工科大学で経営学修士(MBA)、英国マンチェスター・ビジネススクールで博士号(PhD)を取得。15年以上にわたって数カ国で大学レベルでの教育を行うとともに、オーストラリアならびに海外企業に対する研究とコンサルテーション、また、オランダの開発銀行において、ラテンアメリカ担当の地域統括者としての経験を持つ。なお、最近、クウエート・マストリヒト・ビジネススクールに着任

高垣行男[タカガキユキオ]
1950年、和歌山市生まれ。1973年、徳島大学工学部機械工学科卒業。石油会社にて、プラント設計、新規事業開発に、14.5年従事。1989年、国際大学大学院で修士(国際関係学:国際経営専攻)取得。樹脂会社にて、経営企画、研究企画、新規事業、マーケティング業務に従事。1995年、東京大学大学院博士課程(先端学際工学専攻)単位取得満期退学。1995年に沖縄国際大学短期大学部経済学科講師、1996年に商経学部助教授、1998年に商経学部教授。1997年、東京大学より博士(学術)授与。2000年より駿河台大学経済学部教授。研究分野は、グローバル経営の分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品