内容説明
財務経理機能として、より求められることは、付加価値の高い「意思決定サポート」業務として位置付けられるCEOのビジネスパートナーとしての時間を十分に確保すること、同時に、取引の処理等の低付加価値業務をできる限り効率化し、財務経理機能の階層別の業務工数を逆転させる体制を構築することであるといえる。その鍵の1つがデジタル、IT技術の効果的活用であり、それを指揮するために必要な知識こそがCFOに求められるITリテラシーであると本書は考える。本書ではこの考え方に沿い、上記3つの業務のそれぞれで、どのようにITの利活用を図るべきかについて、さらにそれらを実現するための「システム構築プロジェクトへの参画」方法について、解説を行っている。
目次
序章 CFOに求められる役割
第1章 取引処理の効率化のためのIT利活用1
第2章 取引処理の効率化のためのIT利活用2
第3章 取引処理の効率化のためのIT利活用3
第4章 財務報告/分析の高度化のためのIT利活用
第5章 意思決定サポート向上/付加価値創出のためのIT利活用
第6章 システム構築プロジェクトへの参画
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yyhhyy
4
タイトルからBIツールの最新トレンド等の情報を期待したのだが、どちかというと業務システムの要件定義のための参考資料だった。ただ、そういう目的の本も希少なので良い本だと覆う。2021/09/26
sho
1
タイトルに惹かれて購入してしまったが、内容の大部分は会計・決算周りのシステム(購買管理システム等)の解説であり、CMSやTMS等の財務分野や税務分野にはほぼ触れられていない。「経理担当役員向けの会計システム要覧」にタイトルは変えるべきだと思った。2021/06/29
fuzziiko
1
主に販売管理、グループウェア、会計システム、グループ管理におけるシステム導入において、会計、財務業務などの効率化ポイントを網羅的に解説した本。幅広く取り上げており、何かしら参考になる点はあるだろうが、内容的には大企業向けといった印象も強く、中小企業にはややハードルが高い印象。それでも何かしら得られるところはある。☆3つ2021/03/24