内容説明
本書は、読者が手軽にIFRSを勉強できることを主眼とし、かつ、実務家にとっても常時手もとにおいてバイブルとして利用できるよう考慮されたものである。まず、第1部で、IFRSの概要として、その成り立ち、日本企業への影響、IFRSの立脚する概念フレームワークを解説した。特に、初度適用の理論と実務については、実務経験をもとに詳細に記述している。次に、第2部では、2007年3月までに公表された最新の情報に基づき、IFRSと日本の会計基準の会計処理および開示の相違事項を取り上げて、比較を行った。各項目を1つのセクションとし、「ポイント」「会計処理の比較」「開示項目の比較」という構成をとった。さらに巻末資料として、KPMGが作成した「サンプル財務諸表」を掲載した。
目次
第1部 IFRS/IAS総論(現行の国際財務報告基準;日本企業への影響;国際財務報告基準の初度適用と実務;国際財務報告基準に関する一般的事項)
第2部 IFRS/IAS各論(連結財務諸表;関連当事者に関する開示;セグメント別報告;キャッシュ・フロー計算書;企業結合;金融商品)
第3部 巻末資料