内容説明
排出する温室効果ガスを金銭的な負荷(=カーボン債務)と捉え、適切にマネジメントすることこそ、効果的な削減をもたらす。IFRS、ASBJなどの動向を中心に会計の視点でカーボン債務を制度・実務の両面から解説。CDPやISO14064シリーズなどカーボン関連情報の開示方法の潮流を解説。カーボン債務に対処する上で企業が直面する様々な要件と、それを乗り越えるためのマネジメント手法を幅広く解説。先行的にカーボンマネジメントに取り組んでいる企業3社(リコー、ソニー、東京海上日動)の事例紹介。
目次
第1部 カーボン債務の考え方(カーボン債務と内部化;カーボンに価格付け;カーボン債務の法的側面)
第2部 カーボン債務の会計(財務会計の論点;会計実務の対応 ほか)
第3部 カーボン情報をどう捉えるか(CDPの活動と発展;カーボン・ディスクロージャーへの道 ほか)
第4部 カーボン・マネジメントの展開(企業経営の視点で考えるカーボン・マネジメント;カーボン・マネジメントとIT ほか)
第5部 ケーススタディ(リコーの戦略―事例1;ソニーの戦略―事例2 ほか)
著者等紹介
藤井良広[フジイヨシヒロ]
上智大学大学院地球環境学研究科教授。1972年大阪市立大学経済学部卒業。日本経済新聞記者、同編集委員、英オックスフォード大学客員研究員等を経て、2006年上智大学教授に就任。専門は環境金融論、CSR経営論など。社団法人国際情勢研究会理事、非営利法人:地球環境経済研究機構理事のほか、日本金融学会、環境経済・政策学会などに所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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