免疫学ハイライト<br> サイトカインシグナル

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免疫学ハイライト
サイトカインシグナル

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  • サイズ A5判/ページ数 263p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784498006904
  • NDC分類 491.8
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 サイトカインは生体における細胞社会のいわば言語に例えられ,それは今,解読,翻訳されつつある.本書はサイトカインへの分子生物学的アプローチ,免疫,造血,神経などの重要な生体システム構築へのサイトカインの関与,そしてサイトカインとレセプター,レセプターから核までのシグナル伝達の解明に向けての研究の最新情報を解説したものである.本書を読むと広く今後の生命科学の動向を見る思いがする.    《目次》 目次 I.サイトカインの分子構造からその機能へ 1 A.サイトカインの分子構造 1 1.ダイヤモンド型(4-α-ヘリックス バンドルをもつ)サイトカイン分子 2 2.その他のサイトカインの分子構造 6 B.ミュータント分子を用いた構造活性相関の解析 10 1.IL-2ミュータントによるレセプター結合部位の解析 11 2.ヒト-マウスキメラGM-CSF分子による機能解析 13 3.アンタゴニストとしてのIL-4ミュータント 15 II.免疫系シグナルとサイトカイン 19 A.B細胞シグナル 20 1.B細胞の増殖分化とサイトカイン 21 2.免疫グロブリン クラススイッチとサイトカイン 24 3.サイトカイン産生によるT細胞のタイピング Th1とTh2 25 B.T細胞シグナル 27 1.TCRシグナル 29 2.IL-2シグナル 32 3.TCRシグナル,IL-2シグナルと免疫抑制剤 39 III.造血系サイトカインとサイトカインレセプターファミリー 49 A.造血系サイトカイン 49 1.コロニー刺激因子 49 2.IL-4,IL-5,IL-6,IL-7,IL-9,IL-11,IL-12 52 3.エリスロポイエチン 53 4.SCF(stem cell factor) 54 B.造血系サイトカインレセプターにおけるクロストークの存在 55 C.サイトカインレセプターファミリーとシグナル伝達 60 IV.脳神経系のサイトカインシステム 71 A.神経栄養因子 72 B.グリア増殖因子 75 C.シュワノーマ細胞由来増殖因子 77 D.グリア増殖因子 グリア細胞成長因子 78 E.神経分化因子としてのCDF/LIF 78 F.インターロイキンの脳神経系への作用 79 G.神経栄養因子レセプターからのシグナル伝達 81 V.サイトカインの機能の多様性と重複性 91 A.IL-6とその構造および関連サイトカイン 93 B.IL-6の発現とその制御 96 C.IL-6の機能 97 1.免疫系への作用 97 2.造血系への作用 99 3.急性期反応への作用 101 4.神経系への作用 101 D.IL-6とB細胞異常症 102 E.IL-6トランスジェニックマウス 105 F.IL-6レセプターとサイトカインレセプターファミリー 109 G.IL-6レセプター複合体からのシグナル伝達 115 VI.個体発生から病気まで制御するTGF-βファミリー 119 A.TGF-βファミリーとその構造 119 B.TGF-βノックアウトマウスとshort earマウス 123 C.TGF-βと胚発生 125 D.TGF-βレセプターはセリン/スレオニンキナーゼである 130 E.TGF-βシグナルの行方 135 VII.ウイルスとサイトカインシグナル 139 A.ウイルス型サイトカインIL-10 141 B.ウイルス型サイトカインレセプター 142 C.ウイルスの侵入とサイトカイン 143 D.ウイルスによるサイトカインの生合成阻害 145 VIII.インターフェロンシグナル 149 A.IFNとその発現調節 149 B.IFNレセプターからのシグナル 151 C.IFNシグナルとウイルス 162 IX.レセプター型チロシンキナーゼとシグナル伝達 165 A.レセプター型チロシンキナーゼのダイマー形成による活性化 167 B.SH2/SH3ドメインから機能へ 169 C.レセプター型チロシンキナーゼ以降のシグナル伝達分子を求めて 177 D.レセプター型チロシンキナーゼから核へ 182 E.レセプター型チロシンキナーゼ分子の異常と疾患 184 X.核へのサイトカインシグナル 189 A.NF-kBとその制御 189 B.TNFシグナルからNF-kBへ 196 C.リン酸化によるシグナル調節 199 1.転写因子の移行の調節 200 2.DNA結合活性のリン酸化による調節 202 3.リン酸化による転写活性の制御 206 XI.死へのサイトカインシグナルは存在するか 211 A.プログラム死 アポトーシス とは 211 1.線虫にみるプログラム死 213 2.神経のプログラム死 216 3.胸腺細胞の死 217 4.ラット前立腺細胞のプログラム死 219 B.アポトーシスメカニズムの解明に向けて 220 1.エリスロポイエチンと赤血球細胞の死 220 2.TNFと細胞死 221 3.Fasとアポトーシスそして自己免疫疾患へ 224 4.Bcl-2とアポトーシス 228 5.Mycとアポトーシス 229 XII.個体レベルでのサイトカインシグナル 231 A.ショウジョウバエ視細胞でのシグナル伝達 231 B.線虫のvulva形成シグナル 237 C.酵母の接合反応 243 追補 247 文献 249 索引 261

目次

1 サイトカインの分子構造からその機能へ
2 免疫系シグナルとサイトカイン
3 造血系サイトカインとサイトカインレセプターファミリー
4 脳神経系のサイトカインシステム
5 サイトカインの機能の多様性と重複性
6 個体発生から病気まで制御するTGF‐βファミリー
7 ウイルスとサイトカインシグナル
8 インターフェロンシグナル
9 レセプター型チロシンキナーゼとシグナル伝達
10 核へのサイトカインシグナル
11 死へのサイトカインシグナルは存在するか
12 個体レベルでのサイトカインシグナル

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