内容説明
なんだ、このひとだれだろう。こいぬのひなは、てんぐを知った。てんぐもひなを、かわいいとおもう。ふたりの、きみょうなあそびがはじまる…。3歳から。
著者等紹介
瀬川康男[セガワヤスオ]
1932年愛知県岡崎市に生まれる。幼少より日本画・洋画に親しみ、一時期師について学ぶ。18歳の時上京、肺結核にかかり4年の闘病の後、独学で絵の修行をつづけ絵本作家として活動をはじめる。これまでに100冊を超える絵本の作品を発表、国内海外で多数の賞(第1回世界絵本原画展BIBグランプリ、第10回絵本日本大賞、BIB金のりんご賞、第39回産経児童出版文化賞など)を受賞した。また絵本制作と平行して、多数のタブローを描きつづけている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
11
ひなは生まれたばかりの子犬。ある日へんなひと(天狗)と出会い、ヒナの方から「遊んであげようか」と誘います。天狗の衣装をボロボロになるまで噛んだりと子犬らしいやんちゃなひな。それにやられっぱなしの天狗。お互いのやりとりに笑っちゃいます。2020/02/11
いっちゃん
4
アート!絵と言うか、アート。どうなっているのだろう?お話もなかなか可愛らしくて、てんぐのひなに対する愛情を感じた2014/09/21
かのん
3
ひなのやんちゃっぷりが、・・・。優しいてんぐが相手でよかったです。2016/08/24
ととろ
3
昔何度も読んだ、『ことばあそびうた』の絵の人でした。うん、絵が好きです。ひなの行動にハラハラ・・・。でも、てんぐさんののんびりした口ぶりにホンワカさせられます。『ひな』も読んでみたい。2012/02/27
くろばーちゃん
2
瀬川さんの絵は上質で本当におもしろい。この絵に、シンプルな言葉で綴られたストーリー。あまりに上質で子どもはこの世界に入れるだろうか。大人が読んであげた方がいいかも。無邪気なのか小悪魔なのかわからない犬の“ひな”と、おおらかなのか、お見通しなのか、期待しているのかわからない天狗のたろうの掛け合いがたまらない。2023/01/31