数学の森―大学必須数学の鳥瞰図

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  • サイズ A5判/ページ数 307p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784489022203
  • NDC分類 410
  • Cコード C3041

内容説明

高校数学の復習から大学で学ぶべき数学までを、まるごとすべて語る贅沢な1冊。空を舞う鳥のように“森”全体を俯瞰し、数学と戯れて、理系・文系を問わず、みなさんの専門分野に羽ばたいてほしい。著者お二人ならではの味わい深い魅力が満載。

目次

第1部 大学数学 基礎の基礎(三角関数;加法定理の応用と複素数 ほか)
第2部 微分積分の基礎(三角・逆三角関数と微分;指数・対数・双曲線関数と微分 ほか)
第3部 線型代数の基礎(行列;連立1次方程式の解法と行列の基本変形 ほか)
第4部 微分積分の更なる展開(微分方程式入門;2階の微分方程式と行列の固有値 ほか)
第5部 2変数関数への飛翔(2変数関数入門;2変数関数の微分法 ほか)

著者等紹介

岡本和夫[オカモトカズオ]
1947年、東京都に生まれる。東京大学理学部数学科卒業、同大学院理学系研究科修士課程修了、理学博士。東京大学教養学部教授、同大学院数理科学研究科教授、同研究科長、大学総合教育研究センター長等を経て、独立行政法人大学評価・学位授与機構理事、東京大学名誉教授。可積分系の理論が専門で、非線型微分方程式であるパンルヴェ方程式やガルニエ系を主に研究

長岡亮介[ナガオカリョウスケ]
1947年、長野県に生まれる。東京大学理学部数学科卒業、同大学院理学系研究科博士課程満期退学。津田塾大学助教授、大東文化大学教授、放送大学教授等を経て、明治大学理工学部特任教授。数理哲学、数学史を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Haruka Fukuhara

4
とても味わい深い数学の本。長岡先生には大学受験時代に微かにお世話になったが(黒い大学への数学をちょっとかじった)、やはりこういう本の方が良さがよく表れている気がする。2017/05/02

Tsukasa Fukunaga

1
高校数学の復習から大学数学の基本的な部分までを概説した教科書。数式の意味や考え方を丁寧に説明する事が第一の目的であり、計算演習や定理の証明などは二の次となっている。一冊で微積分と線形代数を(高校の復習まで含めて)盛り込んでいるためかなり内容は絞り込まれているが、最低限の内容は網羅しているという印象を受ける。大学数学の内容が研究や業務に必要になったが、あまり理解できておらず復習したいという人にはお勧めかと思う。2016/06/21

フィ

0
大学初学年の数学の話題を大胆に絞り込み、高校数学から大学数学への一足飛びの橋渡し、接続を試みている。単振動の合成からフーリエ級数、複素数の乗法と拡大回転、ベクトルの内積と高次元化、1次近似からテーラー展開、行列と連立方程式の解法、行列式、固有値・固有ベクトル、行列の対角化、微分方程式、2変数関数、偏微分、全微分、重積分と。1冊の本で一気に読み切れるのが良かった。2016/05/08

Kenji Hiranabe

0
高校数学の曖昧さ、そこに潜む本質を、大学数学の視点から優しく解説してくれる。読みやすく、どこがキモかを突いてくれる良い本。2018/02/26

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