感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ニミッツクラス
23
81年(昭和56年)400円の推理文庫SF初版。“ジョン・ファルケンバーグ大佐”物(全2巻)の時系列的な後半。初巻「アララットの死闘」で海兵隊大尉だったファルケンバーグは、本書では除隊(免職)して傭兵部隊(元は海兵隊連隊)のオーナー大佐になっている。その辺の経緯も時折挿入され、海軍大将とのパイプも残っている。背景はニーヴンとの共著「神の目の小さな塵」などの“モート”物の初期のシェアードワールドとなる。大佐の15歳頃の様子と、2080年代の42歳、48歳での植民星での戦闘と政治的駆け引きを描写。★★★★☆☆2024/03/20
鐵太郎
14
この本は、ミリタリーSFとしてはゴードン・R・ディクスンの「ドルセイ」シリーズ、ハインラインの「宇宙の戦士」などの後継者です。これ以後、さまざまなミリタリーSFが書かれました。こういう本は嫌いではない。痛快であり、好きと言っていい。でも、時々数歩下がって、なぜこのような本が人気を博したのか、考えつつ読んだほうがいいよな、と思うときもあるのです。2008/12/04




