創元推理文庫<br> わが身世にふる、じじわかし―ミミズクとオリーブ〈3〉

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創元推理文庫
わが身世にふる、じじわかし―ミミズクとオリーブ〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 245p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488430054
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ニューヨークから河田警部が帰ってきた。帰国早々、不思議な事件に遭遇した悪友は、見事な推理をみせるぼくの妻の知恵を借りようと、やってきたのだった。かどわかされた爺さんの居場所を推理する表題作ほか、河田警部のニューヨーク時代や、ぼくの幼少の思い出もたっぷりの六編を収録。讃岐名物や郷土料理に彩られた、『ミミズクとオリーブ』『嫁洗い池』に続くシリーズ第三弾。

著者等紹介

芦原すなお[アシハラスナオ]
1949年香川県生まれ。早稲田大学文学部卒、同大学院博士課程中退。『青春デンデケデケデケ』で文藝賞、直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

猿吉君

61
ミミズク3作目にして恐らく最終巻、マンネリ感が逆に安心して読める作品でした。①河田警部が持ってくる食材を奥様が極上のおつまみにする、もう作者もそこに力点を置いてます(笑)②恐らく作者がモデルの旦那様が段々と老いていく感じが同年齢としては感じ入ります。③推理のネタは大体が痴情のもつれか怨恨、そこに面白みは少ないです。④結局ミミズクは奥様がかわいがっているだけでした(笑)点数75/100→ワンパターンですが何となく読みたくなってしまうのは実は作者に実力があるからかもです、イリコを使った料理が食べたくなります。2023/09/07

papako

59
ミミズク夫婦シリーズ、三巻。ニューヨークに行っても奥さんを頼る河田さんに、だんだん老いを感じる主人公。そして美味しそうな郷土料理の数々!この先、もう書かれてないのかしら?一巻では、はまれなかったけれど、ここにきて随分楽しめた。こういう作品は、たたみかけるように読むのがいいのかも。また、ミミズクさんに会いたいです。2016/09/30

ゆりあす62

53
★★★☆☆ シリーズ第三弾。前二作につづき、割烹着探偵の妻と作家のぼくの所へ顔も態度もデカい友人の河田警部が事件と美味しい土産とともにやってくる。河田警部は、ぼくの妻を「ご令室様」と呼び、たまにチョロチョロとリクエストを出して美味しいご馳走と事件のヒントを頂いていく。ぼくと河田警部のかけあいも楽しいし、妻の料理の腕もお見事。今日も二人の家の庭にはオリーブの木にミミズクの夫婦がやってくる。2016/03/14

hnzwd

51
ミミズクとオリーブシリーズ第三段。ニューヨークでの研修から河田警部が帰国し、またもや繰り返される事件の日々。今回も奥様の嫌がる血生臭い事件が多め。話を聞いただけでほとんど真相に辿り着く奥様は流石でした。しかし、、食べ物が本当に美味しそう。今巻は作り方にまで踏み込む熱の入れようで、見たこともないメニューが食べたくなってしまうのでした。2016/01/05

momi

46
ミミズクとオリーブシリーズ第三弾!!相変わらずの展開です(笑)ニューヨーク研修から戻ってきた河田警部!!海外研修から戻ってきてもちっとも変わらないーー!国際電話までかけてきて、よその奥さんに相談に乗ってもらうなんて…でも手土産はいつもとっても美味しそう!おじさん2人のかけあいに笑えるやら呆れかえるやら…奥さんよく耐えてるわ〜。私、絶対無理(笑)!!割烹着が似合い料理上手で、難事件もサクッと解決しちゃう奥さんが一番偉〜い!ちらし寿司がとても美味しそうでした!2016/12/10

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