感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
20
【ガーディアン必読1000冊】前作『三十九階段』は巻き込まれ型で、いやおうもなく危険に飛び込んでいったハネーだが、今回は、危険があり、手助けは望めない等ミッション・インポッシブルばりの注意事項を聞いた後で、申し出を受ける。主人公がより能動的である。息子の死に涙しつつも、祖国勝利のためにハネーに任務を依頼する卿の毅然とした態度に涙。相棒は、戦友で世界各地に友人をたやすく作る貴族の子息サンディ、消化不良気味のアメリカの工作員ブレンキロン。ブレンキロンは骨太タイプではなく、柔な感じで、頭脳戦に長けている。 2024/11/20
花乃雪音
16
『三十九階段』の主人公リチャード・ハネーシリーズ2作目。第一次世界大戦時、ハネーはイスラム教徒の動きが怪しい地域で殺されたスパイが死の間際に残した三語「カレスディン」「キャンサー」「V・I」を手がかりとして調査に入る。上記の三語に加えてタイトルの『緑のマント』も前作『三十九階段』と同様に謎の言葉として現れる。謎のインフレを起こしているように思えたが真相に近づいていく様は読んでいて心地よかった。2024/08/13
秋良
9
【G1000】逃げ回ってばかりの前作より、こちらの方がスパイアクションものとして楽しめる。主人公の脇を固める男たちも個性派揃い。ただまあ色々と「大らかだなー!」とつっこみたくなる所は多々ある笑2018/07/26
-
- 和書
- 商学通論 (3訂版)