内容説明
本書では環境教育の基本線と考えられる自然教育に重点をおいて、本質的な問題を考えてみようと試みた。公害教育は人間による環境破壊の一つの側面を扱うことになるが、自然教育は環境教育にとってのベースラインというべき、自然のさまざまな姿、自然と人間とのかかわりに熱い眼差しを注ぐものである。
目次
1 環境教育の動向と問題点
2 環境教育のベースとしての風土論
3 自然教育の意義と方法
4 自然観察会と自然研究路
5 自然教育のための場の創造について
6 学校教育の中での環境教育
7 生活の中の音環境と視環境
8 子どもの遊びから始まる創造的な自然教育
9 動物とのふれあい、そしてかかわり
10 野生動物の保護―教育と調査の実践例から