内容説明
並ぶものなき美しき女神として黄金の林檎はアプロディーテーに輝き、威信を踏みにじられしヘーラーの口惜しさ。パリスを恨み、トロイアを憎む。ギリシアとトロイアの戦は長きにわたり、神々の両軍への加勢は禁じられるも、ギリシア方の劣勢に気をもむヘーラーの眉間に妙計を見る。
目次
緑の園(ヘーラーとホーライ)
春の誓い(ゼウスとヘーラー)
処女の泉(ヘーラー)
妻の座(ヘーラー)
妻ゆえのねたみ(ヘーラー)
灼熱を打つ(ヘーパイトスとアプロディーテー)
隠れ雲(ヘーラーとゼウス)
流れ流れて(イーオー)
大河のほとりに(イーオー)
遙かな浪路(エウローペー)〔ほか〕