もったいない話です

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480816559
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

目次

猿と輪ゴム
貝塚の貝殻に、貝柱は発見できるか
貧乏と貧乏性は少し違う
残すことのストレス
寿命のぎりぎりという難しさ
資源ゴミの再利用
自然中心VS自分中心
刑務所と人糞と原子力
世界の救いの種の芽が吹くところ
生ゴミはお盆に載せて出すつもりで
パクリの時代
せっかくここまできたのに
バイキングと勝負する
ホテルの石鹸が気になる
猿からの反論
とりあえずとっておく
穢れも全部は捨てない
もったいない宇宙

著者等紹介

赤瀬川原平[アカセガワゲンペイ]
1937年横浜生まれ。画家。作家。60年代、「ハイレッド・センター」を結成、前衛芸術家として活動。79年、尾辻克彦名で小説『肌ざわり』を発表し、81年、『父が消えた』で芥川賞を受賞。路上観察学会会員。ライカ同盟にも参加。中古カメラにも造詣が深い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

13
貧乏力 としてもよかったのかもしれない。 もったいない 世代ならではの随筆。 装丁は南伸坊。 中の挿絵は赤瀬川原平なのかも。2013/04/17

朱音

7
「もったいない」をテーマにしたエッセイ。いつものものに比べてキレがないというかもうひとつ面白くなかったのは残念。赤瀬川さんは独自の視点というか切り口のエッセイが面白いのだけれど、「もったいない」がテーマだとわりと常識的にならざるを得ないのかも。2010/10/06

スローリーダー

3
〈もったいない〉という思想は良い意味での貧乏性から生じる。その貧乏性の起源は貧乏であることにある。資本主義経済の中で生活水準が向上し、貧乏から抜け出るうちに〈もったいない〉の思想は薄れていく。著者は緩い文体で優しく語っているが、この本は実に含蓄のある文明論であり。猿と人間の思考の違いなどで、猿の立場にもなって語るところなど著者の真骨頂が伺える。2023/07/27

てぶくろ

2
★★★☆☆ 雑誌「ちくま」に掲載したもののまとめ。「もったいない」がテーマだが、同じ話が何度も出てきたり以前に比べてキレがない気がする。2009/02/17

しも

1
学生時代に何冊か読んだときはもっと面白い文章だった気がするので、少し期待外れだった。 2012/03/11

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