出版社内容情報
疲れ果てたある日、松浦さんは衝動的に走っていた。日々のランニングによって何か変わったか。走ることが届けてくれた人生の処方箋。西本武司との対談収録。
内容説明
疲れ果てた頭を横切った「ちょっと走ってみるか」。それから9年、何が変わったのか―。
目次
第1章 300メートルから3キロへ(走り始めたのは…;すがすがしい疲れ方;毎日走る ほか)
第2章 7キロを45分で週3回(練習再開;ストレッチは自分で学ぶ;ポイントは正しいフォームだった ほか)
第3章 1キロ5分45秒を守る(一日をルーティン化する;どんなふうに食べるか;自分なりの健康管理法 ほか)
著者等紹介
松浦弥太郎[マツウラヤタロウ]
1965年、東京生まれ。エッセイスト、書店店主。18歳で渡米。2002年、中目黒で「カウブックス」を開業。2006~2015年、「暮しの手帖」編集長を務める。現在、ウェブメディア「くらしのきほん」、「LifeWear Story 100」(ユニクロ)を制作するほか、執筆や編集活動、映像、ラジオのパーソナリティーなど枠を超えた活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Take@磨穿鉄靴
46
タイトルに惹かれて読んだけど著者の中にはあまり「マラソン」は無かった。ランナーというか健康第一の中高年ジョガーの独り言みたいな本。美しさを求めてるようだけど私は目標に向かってやれる事を探し試行錯誤を繰り返し努力を重ねる過程も含めた行為を「美しく」感じるけどそれは著者の言うところの体育会系のランの括りなのかな。「それからの彼にはジョグのみがあった」というタイトルが似合うのかなと本日朝食前に23㎞走った私は感じた。★☆☆☆☆2023/01/22
アキ
29
マラソン歴1年目の初心者ランナーの私には見えてこない景色。しかし同じ50代ランナーだからこそわかる言葉の数々。自分のマラソンのテーマを「美しく走る」にすることにした、著者の言葉に全面的に賛同する。同じランナーでも美しい走りは惚れ惚れする。そして「どんな金持ちでも腹筋は買えない」。継続して行うことでしか手に入らないものをマラソンを通じて得たいと思う。1歳年下の松浦さん、マラソンに関しては10年以上先輩の心に沁みる言葉たち。福岡ブックス・キューブリックにて購入。何度も読み返すことになるであろう、いい本です。2018/10/17
Kei
29
欧米エグゼクティブのように、日本の経営陣、文化人に、マラソンやトライアスロン愛好家多し。偏差値の高い学校の方が、学力のみならず体力も勝ると、聴きました。何事にも、根性があるのでしょう。カッコいい運動に、根性かいっ!ですが、マラソンは、運動神経より根性。礼宮様より浩宮様です。(笑) それから、ほぼ日の西本さんとの対談が秀逸です!2018/03/13
さや
21
「私にはマラソンがあるから大丈夫。」日常にマラソンが含まれるようになってから私が常々感じていることだ。それは大きな実感のようなものだ。著者がマラソンをはじめ、マラソンと進んでいく日々がゆったりと語られている。個人として共感の多い、とても個人的な本であった。2017/12/22
dowalf
14
「暮しの手帳」の編集長である著者が、9年前から始めたランニング生活について語った1冊。継続が力になること、素直に他者の考えを受け入れること、健康がとても大切なこと、そして、物事の八割を超えたところにある「美しさ」について。「ランニングについて」というか、ランニングを通して見える人生についての内容であったと思います。自分に合ったランニングライフを見つけたい、という気持ちになりました。2018/01/27