風山房風呂焚き唄―山田風太郎エッセイ集成

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  • サイズ B6判/ページ数 324p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480814944
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

執筆上のうっかり話、明治の文学者の貧乏ぶりから死刑執行方法、はては「一握の牌」という歌つくりまで妄想はばたく長編エッセイ(表題作)をはじめ、旅、食べ物、読書をテーマにした垂涎のエッセイ群。

目次

1 のんき旅(途中下車無用;山中の花 ほか)
2 食はおそうざいにあり(オキュート;ひとり酒 ほか)
3 読書ノート(挫折した人間としてとらえる―『真説宮本武蔵』(司馬遼太郎)
人生の本―『漱石書簡集』 ほか)
4 風山房風呂焚き唄(風山房風呂焚き唄)

著者等紹介

山田風太郎[ヤマダフウタロウ]
1922(大正11)年1月、兵庫県養父郡関宮の医家に生れる。36年中学に入学、その頃の仲間の隠語が雲(?)、雨、雷で、筆名・山田風太郎の契機となる。49年、「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で第二回探偵作家クラブ賞を受賞。50年、東京医科大学を卒業するが、医師の道を進まず、作家として身を立てる決心をする。『甲賀忍法帖』『くノ一忍法帖』を初めとする、風太郎忍法を生み出し、忍法ブームをまきおこす。さらに73年より『警視庁草紙』『幻燈辻馬車』『明治波涛歌』など、独自の手法による“明治もの”を発表、ファンをうならせる。他に『人間臨終図巻』『あと千回の晩飯』など死をみつめた作品もある。2001年、尊敬する江戸川乱歩と同じ、7月28日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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さりゅ

3
今回も楽しく読ませてもらいました。フグやら電話番号の話やら、山風先生はお茶目ですな。ミュンヘンのビアホールは一度行ってみたいな。2012/11/05

kiji

3
山田風太郎氏が漱石の書簡集に愛着を感じておられるように、私は氏の文章に愛着を感じます。ファンになってしまうとその人の仕事は、なんでも楽しめるようになってしまうものです2012/10/10

osakanazuki44

2
5才で父親、中学生の時に母親を亡くした経験。多くの友人を戦争で亡くした体験が風太郎先生の思考に影響してるのではないか。好きなことしかしない。嫌なことはしない。2019/08/17

kokada_jnet

2
面白いけれど・・。風太郎エッセイは、相変わらずネタの使いまわしが多いな。「我輩は猫」中の「放心家組合」発見についての詳述あり。風太郎の前にミステリ同人誌上で指摘があったとのこと。2010/10/19

私的読書メモ3328

1
旅、食べ物については微妙に時間が経っていることもあって今一つ。書評と表題作の長文エッセイは非常に興味深く読み応えがありました。2021/10/18

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