内容説明
物事の本質を深く見つめ続けてきた作家の随想集。研ぎ澄まされた文章で綴られた一章一章は、あるときはしみじみと、あるときは粛然と、読者の胸に迫ってくる。
目次
記憶と身体
あの年の夏
山陰の白い壺
好きな季節の終り
わが郷里
老いてゆく
いやな感じ
昭和三十年代
名残りの藝
戦場の寝棺〔ほか〕
著者等紹介
高井有一[タカイユウイチ]
1932(昭和7)年東京生まれ。小説家。早稲田大学文学部卒業。55年から75年まで共同通信社文化部に勤務した。64年、立原正秋、加賀乙彦らとともに同人雑誌「犀」を創刊、その第四号(64年)に載せた「北の河」により第五十四回芥川賞を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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