「明大前」物語

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  • サイズ B6判/ページ数 260p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480814692
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

昭和二、三十年代の東京山の手「明大前」。悩み多き少年を包みこんでくれた町を舞台に綴る、もうひとつの青春物語。『父への手紙』から二十余年の新境地。

著者等紹介

窪島誠一郎[クボシマセイイチロウ]
1941(昭和16)年東京に生まれる。印刷工、店員、酒場経営などを経て、1964年東京世田谷に小劇場の草分け「キッド・アイラック・アート・ホール」を設立。1979年長野県上田市に夭折画家の素描を展示する「信濃デッサン館」を創設、1997年隣接地に戦没画学生慰霊美術館「無言館」を開設。著書に、「無言館ものがたり」(第46回産経児童出版文化賞受賞・講談社)、「鼎と槐多」(第14回地方出版文化功労賞受賞・信濃毎日新聞社)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さたん・さたーん・さーたん

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数年通っていた町の本なので、手に取らないわけにいきませんでした。私が毎日通っていた場所で、激動の時代にずっと立っていた人から紡がれる物語は 「あの周辺のことかな」「いつも前を通っていたあの建物はこの人が深く関係していたのか」と、現代のあの町しか知らない私にも度々さざなみを寄せてきました。奇遇にも、いま近くの美術館で窪島氏が開館した美術館の出張企画展が開催されていました。2015/08/27

tohoho

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終戦後、養父母と三人で焼け野原の明大前に住み、33年ぶりに生父である水上勉に会い、上田市に「信濃デッサン館」を開館させるまでが描かれる。古き明大前周辺、人々との交流に懐かしさが漂う。2015/04/18

tecchan

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「無言館」館主窪島誠一郎氏の自伝。戦後の焼け跡から、信濃デッサン館開館、実父水上勉氏との再会までを「明大前」を舞台に描いている。一個人の自伝であるとともに、戦後から高度成長期までの姿がよく描かれ読み応えがあった。「信濃デッサン館」が今年閉館になったのも時代の移り変わりか。2019/10/09

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