ペンギンが喧嘩した日

ペンギンが喧嘩した日

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  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784480812841
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0095

内容説明

東京は自己同一性を欠いているからこそつきあえる街なんだ―思いは渋沢龍彦、蕪村、谷崎潤一郎へ、そしてボローニア、パリ都市計画へと拡がる。ひとりの生身の女のようにしてつきあった東京、その二重写し、とびきりホットなTOKIO考現学。

目次

東京二重写し
駒込・不思議の国への兎穴
ふたたび駒込の兎穴
葛飾・柴又から田園調布へ
上野動物園・ペンギンの喧嘩
目白、中村座、役者たち
南千住・遊女投込み寺
浜松町駅でポルトガルの掏摸を思い出した
間奏・南欧の街々
遷都今昔
大深度地下へ遷都?
首都大改造・パリの場合
続・パリの場合―エッフェル塔
銀座、淡彩で
銀座と芝居
芝神明・港区ってなんだろう
牛込幻想
富ケ谷・地上げとオブジェ
御茶の水暮色
東京駅、ひっそりと京橋駅
関西を考える。京の人蕪村について
もう1度、京の人蕪村について
谷崎潤一郎の東京
板橋宿へ
そして、東京画

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ありさと

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東京生まれの著者が巡る東京エッセー。知ってる名前だと思ったら『大伽藍』の翻訳者で、読んでいても感性が合うなぁと。私自身は著者のいう「西東京」の出だし、語られているのは90年ごろまでの東京で、その後もどんどん変わっているわけなのだけれど。しかしたとえば。銀座は変わらないとあるけれど近ごろはすっかり変わりましたよなんて思ってしまったのだが、たまたま雨の銀座に出かけてみたら昔の雰囲気が立ち戻っていてへえとなった。本に出てくる、あるいは自分の馴染みの他の場所も、のんびり歩いてみるとまた見えかたが違うかも知れない。2019/04/14

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