太宰治全集〈10〉

太宰治全集〈10〉

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  • サイズ A5判/ページ数 662p/高さ 22X17cm
  • 商品コード 9784480710109
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0393

内容説明

随想、序跋・後記、雑纂、座談会・会見談など全134篇、初出誌・紙を底本とした全集。作品配列は作者の執筆脱稿年月日順。全巻に詳細な作品生成過程を述べた解題と綿密な校異を収載。

目次

随想(田舎者;魚服記に就て;川端康成へ;作者の言分;もの思ふ葦;人物に就いて;碧眼托鉢;古典竜頭蛇尾;悶悶日記 ほか)
序跋・後記(『思い出』序;『東京八景』あとがき;『風の便り』あとがき;『女性』あとがき ほか)
雑纂(俳句;ねこ;「地方文壇」断片;断崖の鎖覚;洋之助の気焔;飾らぬ生水晶 ほか)
座談会・会見談(現代小説を語る;歓楽極まりて哀情多し;会見談)
解題
校異

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tonex

35
読書メーターで太宰治全集の第10巻を検索すると10冊以上表示されるが、これは1990年に刊行されたもの。随想、序跋・後記、雑纂、座談会・会見談を収録。▼「六月十九日」「同じ星」「犯しもせぬ罪を」のみ。太宰治と生年月日が同じ詩人・宮崎譲について調べるため。2016/06/22

myunclek

14
現代作家に無い無頼派のやんちゃぶりに大笑い。心底の弱さの裏返しだったのかも…。2015/03/30

かみしの

3
図書館本。新潮文庫・筑摩文庫の全集に載っていない作品を読むために借りました。序跋や後記もなかなか興味深かったですが、何よりも座談会が最高。大家然とした坂口安吾、強がり不良少年風太宰、冷静秀才らしい織田作之助の3人が文学から女遊びまでを好き勝手に語り、無頼派が好きな僕としてはもう抱腹絶倒でした。「ぼくは近ごろ八つくらゐの女の児がいいと思ふな」という安吾の発言には唖然。ただ漫才が面白いだけでなく、3人の文学観の違いが会話の端々から伝わってきて、ためにもなります。2012/06/01

Tonex

0
「『井伏鱒二選集』後記」を読むと、井伏鱒二の小説を読んでみたくなる。しかし、そんなに素晴らしいものなら今でももっと読まれているはずなので、実はそんなに面白くないのではないかと予想する。/「如是我聞」や座談会「現代小説を語る」などで志賀直哉がボロクソにけなされているのを読むと、逆に志賀直哉を読んでみたくなる。本当にそんなにひどいものなのか確かめてみたくなる。2013/09/07

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