内容説明
大正年間、名だたる文人墨客名優たちを集めて幾度も催された百物語怪談会。座の中心には「お化けの隊長」泉鏡花がおり、喜多村緑郎、平山蘆江がいた。ときに柳田國男や芥川龍之介らも加わる座談の模様は、盛夏の風物詩として新聞雑誌で詳報された。史上初復刻となる記事多数と、そこから生まれた小説・随筆作品を併せ収め、怪談黄金時代の活況を文士の肉声でふりかえる怪奇座談アンソロジー。
目次
怪談精霊祭
恋物語(抄)
浮舟(泉鏡花)
怪談の会と人
向島の怪談祭
友人一家の死(松崎天民)
怪談会点景
怪談聞書
露萩(泉鏡花)
怪談(平山蘆江)
怪談会
幽霊と怪談の座談会
著者等紹介
東雅夫[ヒガシマサオ]
1958年神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。元「幻想文学」編集長、現「幽」編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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