ちくま文庫
接客セブンティーズ―清水義範パスティーシュ100〈4の巻〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 467p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480425546
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

世相・ビジネス・マスコミなどをデフォルメして笑いのめした17編。作品の舞台裏を明かす自著解説付。

著者等紹介

清水義範[シミズヨシノリ]
1947年名古屋生まれ。愛知教育大学卒業。『蕎麦ときしめん』『永遠のジャック&ベティ』などでパスティーシュの手法を用いて話題になる。1988年『国語入試問題必勝法』で吉川英治文学新人賞を受賞。その後もパスティーシュ作品を数多く発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふう

9
時代を感じる話が多いが、当時であればまさに”いまいま”な事柄をデフォルメして笑いに変えており、古臭さも感じつつの面白みが増してる感じ。「蕎麦ときしめん」「動物ワンダーランド」「秘湯中の秘湯」がお気に入り。「秘密倶楽部」や「時代食堂」や「大騒ぎの日」は世にも奇妙なで描けそう。それにしてもどの話もきちんと遊んでるよなー2017/09/28

kthk arm

3
2023年74冊目。先生自ら選んだ100篇のパスティーシュ集全6巻の4巻目。久しぶりに読んだけど、相変わらず面白い! 代表作の「蕎麦ときしめん」、動物テレビ番組のパロディ「動物ワンダーランド」、高齢化社会を皮肉った「接客セブンティーズ」、ヒトが行列に並ぶ理由を追求する「マツノギョウレツケムシ」とユーモア短編を多数収録。2023/07/19

2
以前も思ったけど「蕎麦ときしめん」の名古屋人論は面白い。微妙に事実と誤解が入り混じっているあたりがいい。表題作も、ばかばかしいのだけど妙に笑えた。どの作品も頭をリラックスさせながら読めて、旅行先に持っていって車内で読むにもいいかも。2009/07/14

siomin

1
清水義範のアンソロジー。あとがきに書いてあったけど,テレビの企画にありそうな短編小説が多数。蕎麦ときしめんとか秘湯中の秘湯,時代食堂などは過去に読んだから懐かしいなあと思ったり,初めてのものもあったり。1990年前後の作品が多く,バブルだったりニュースステーションのパロディは私でギリギリわかるけど,私以下の世代だと面白さは通じなさそうで,それはもったいない。戦争にかかわる作品がいくつかあるのは,書かれた時代では従軍世代がまだ元気だったんだなと思われます。2022/07/25

Mits

1
ニュース番組の地方紀行に仕立てられた「奥の細道」と、大化の改新がワイドショーやニュースで放送される「大騒ぎの日」が秀逸だった。2009/05/17

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