内容説明
定年を迎えた者たちよ。まずは自分がすでに不良品であることを自覚せよ。とはいえ、ポンコツの粗大ゴミではない。老人よ。不良精神を抱け。「不良定年」は自分のルールを持たなければならない。その百カ条を本書に掲げる。それを実践せよ―わが道を生きる不良定年・嵐山光三郎がぶんぶんうなる。肩の力が抜け、生きていてよかった、とむらむら元気がわいてくる本。
目次
序章 不良定年として生きる
1 不良定年の実録的生活と意見
2 不良定年の蒸発的快楽旅行記
3 不良定年の花鳥諷詠的挑発録
著者等紹介
嵐山光三郎[アラシヤマコウザブロウ]
1942年東京に生まれる。作家。雑誌編集者を経て独立、執筆活動に専念する。’88年、『素人庖丁記』により講談社エッセイ賞受賞。2000年『芭蕉の誘惑』によりJTB紀行文学大賞受賞。『悪党芭蕉』(新潮社)により泉鏡花文学賞、読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ジーク
7
元気な不良定年目指して、今からこつこつと頑張ってみたくなりました…。2014/01/14
Susumu Kobayashi
2
不良定年指南の本かと思ったら、ちょっと違う。不良定年をキーワードにしたエッセイを集めたものという印象だ。著者流の不良定年は無理だから(少なくともぼくには無理)、読者がそれぞれ自分流の不良定年を目指せばいいのではないかと思った。2013/01/23
バロン邪太郎
1
何度も読んだ本だけれど、暇なときに読み返している。思考回路が狭くなったときなどに有益。あ、何だ、そんなに頑張らなくてもいいんだってのが改めて実感される。2014/08/12
shouyi.
0
嵐山光三郎って38才で会社辞めているんだあ、編集者生活もっと長いのかと思ってた。これまで読んだ全てで編集の善し悪しで、本の善し悪しが決まると思いしらされたから。 この本での収穫。「不易流行」という語の意味。2016/10/30
じろう
0
金が無いと不良定年にもなれないんだなあ。2019/09/22