ちくま学芸文庫<br> 江藤淳コレクション〈4〉文学論(2)

ちくま学芸文庫
江藤淳コレクション〈4〉文学論(2)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 597p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480086549
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0195

内容説明

明治以降、大江健三郎にいたるまでの文学において「他者」の中に自分のイメージを発見するという危機を論じた「日本文学と『私』」、近世初期における藤原惺窩・林羅山らの儒学思想の展開を描ききる『近代以前』、写生文と他者の問題を取り上げた『リアリズムの源流』、『全文芸時評』の二十年余に及ぶ同時代の文芸に向けた時評のかずかず、永井荷風の昭和を日乗を引きつつ丹念に浮き彫りにした晩年の名作『荷風散策』などを収録。広く文学史・日本思想史的視野のもと繰り広げられる圧倒的な文芸評論。

目次

批評家の気侭な散歩
日本文学と「私」 危機と自己発見
近代以前(抄)
リアリズムの源流(抄)
徳田秋声
批評と私(抄)
全文芸時評(抄)
荷風散策 紅茶のあとさき(抄)

著者等紹介

江藤淳[エトウジュン]
1933年生まれ、文芸評論家。1957年、慶応義塾大学卒業。1956年、結核療養中に『夏目漱石』を執筆、1958年『奴隷の思想を排す』で新進評論家としての地位を確立。1962年より2年間在米。1976年、芸術院賞受賞。1999年没

福田和也[フクダカズヤ]
1960年生まれ。慶応義塾大学大学院修士課程修了。現在、慶応義塾大学環境情報学部助教授
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感想・レビュー

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yoyogi kazuo

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徳田秋声論が読みたくて借りた。徳田秋声プラス精神が漱石だという見方は漱石論が代表作である江藤淳独自の見解と思う。そんな単純な話ではなかろう。2021/12/12

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