ちくま学芸文庫<br> 思考機械―太古と未来をつなぐ知

ちくま学芸文庫
思考機械―太古と未来をつなぐ知

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  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480082268
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C0155

内容説明

「機械は本当に思考できるのか」―この難問に正面からとりくんだ壮大な思考の実験が、人工知能であった。最先端のコンピュータ技術と深い人文的教養を兼ね備えた気鋭の思想家が、レトリック、ファジイ理論、記号論、言語哲学、形式論理と意味論、記憶心理学、マニエリスム芸術、汎智学などの該博な知識を駆使して、この現代の思考実験を人間の太古からの「知」の様相に重ね合わせ、その可能性を探る知的冒険の書。

目次

1 虚構のトポロジー
2 人工知能のレトリック
3 汎記憶空間
4 ソフトウェア・マニエリスム
5 人工知能芸術論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あかふく

1
人工知能が抱えているといわれる問題、「虚構性=非等質性=相対性」といったものをポジティブに捉える論。その中で非常に広範なルルスの結合術や、マニエリスム、汎智学などの分野に接続されており、その大胆さが面白いし、適当というわけでもない。ただ、作品論などについて利用していこうとすると、当然のことかもしれないが、イエイツやロッシ、ホッケを読んでいかないといけなくなってくるだろう。解説は高山宏。2012/07/17

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