内容説明
教室を明るくする小道具のこと、文学作品の指導、また、資料や教科書の使い方から指導案まで、授業の現場で実際に子どもを活気づけ、かつ自分も本当の教育者となるために教師はどうしたらよいか。とっておきの工夫と小さな心づかいを丁寧に語った、教育に関わる人すべての必読書。
目次
続・教室の毎日から
いろいろな指導方法をめぐって
資料について
手びきについて
時間を生み出す工夫
役に立つ指導案とは
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
るい
3
悩んでいることがあったら、授業のことでも、生徒指導的なことでも、この本にはヒントが載っている。生徒の心無いイタズラに傷ついてはいけない、とか。対等にならないで、それでいてちょっと見る程度にするのが良いと。その通りだ。心にゆとりあり、言葉に思いやりある、古き良き時代の教師、大村はま先生。そんなイメージ溢れる本だ。2015/08/02
るい
1
板書は少なく丁寧に、お話やプリント資料には必ず題を、教えたいことばを心にためておいてここぞという時に教える、教室で子どもを悲しませないために数々の配慮をする、新学期の前に名前を覚える、やわらかな話し方を自習する、書店通いは大切な仕事と位置づけて、他の勉強と同格の位置に置くこと、つねに知りたがり屋でいること。1巻に加えて2巻からも、わたしが教室で困っていたことへの考え方やアイデアを教わり、わたしがおろそかにしていたことを認識することができた。大村はま先生のような教師を目指して、日々精進します!2012/03/10