ちくま新書<br> 中国の戦争観 - アヘン戦争から軍事大国化まで

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ちくま新書
中国の戦争観 - アヘン戦争から軍事大国化まで

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  • サイズ 新書判/ページ数 304p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480077547
  • NDC分類 222.06
  • Cコード C0222

出版社内容情報

「平和を熱愛する民族」がたどった知られざる闘いの歴史とは──

隣の大国は本当に強いのか?



中国は軍事力を増強し続け、今やアメリカに次ぐ超軍事大国となった。しかし、その戦争観は「平和を愛する民族」と「政権は銃口から生まれる」の間で、時代ごとに二転三転する。近隣諸国や米国・ロシアとの関係など、様々な問題を抱える東アジアの大国は、軍事という手段をどのように捉えてきたのか? 軍閥、党軍、徴兵制、ジェンダー、武士道、ナショナリズム、欧米や日本の侵略への抵抗から、激しい内戦を経て、軍事大国となった現在まで、戦争観の変遷を読み解く。



「一見して理解しがたいものとも見える中国の戦争や平和に対する考え方が、どのような歴史的な経緯の中で作り上げられてきたのか。そこに特徴があるとすればどのようなものなのか。本書の検討が、中国という巨大でわかりにくいものの論理を理解するために、いくばくかの手がかりを提供することができれば幸いである。」(本文より)


【目次】

はじめに──「中華民族は平和を熱愛する」? 



第一章 伝統中国との連続と断絶──清末

1 伝統中国の軍隊と社会 

古代から唐までの軍隊/宋から清までの軍隊/「よい鉄は釘にせず、よい男は兵にならず」/伝統的な漢人社会の特徴

2 十九世紀の危機 

白蓮教徒の乱/アヘン戦争/太平天国と各地の反乱/第二次アヘン戦争

3 清の近代化の試み 

督撫重権と「洋務」/「大一統」から「列国並立」へ/日清戦争/戊戌変法/義和団戦争/光緒新政

4 「尚武」の流行 

「中国の武士道」/「競争は進化の母」/軍国民主義/辮髪への批判/纏足とジェンダー/紀律を重んじる「尚武」/暴力を行使する「尚武」/二つの「尚武」のジレンマ/「やむを得なければ暴力で」/近代中国の平和論の特徴



第二章 「軍閥」の時代──中華民国北京政府期 

1 革命戦争と新国家の模索 

辛亥革命とメディア/革命戦争の理念と現実/軍隊の膨張と治安の悪化/ふたたび秩序を重視する「尚武」へ/徴兵制導入の困難/「軍閥混戦」の時代

2 北京政府期の戦争論と平和論 

『東方雑誌』の折衷論/『新青年』の全面西洋化論/『東方雑誌』と『新青年』の論争/「公理が強権に戦勝した」/武力否定の時代/五四運動と暴力/大戦後の世界主義と平和主義/「強権」への再注目/国家主義的教育/知識人と兵士の距離/曲折する戦争観と平和観第三章 政党国家体制と「党軍」―中華民国南京国民政府期



第三章 政党国家体制と「党軍」──中華民国南京国民政府期

1 国民革命の展開 

中国国民党と中国共産党/徴兵制をめぐる議論/民兵制をめぐる議論/党軍と准軍事組織/国民革命の中の軍事と社会/北伐の完了2  南京国民政府の軍事政策/

2 南京国民政府の軍事政策

軍権統一問題と満洲事変/孫文の平和論の問題点/国際社会への期待と失望/「政権は銃口から生まれる」/国共内戦と長征/兵役・軍事訓練とジェンダー/新生活運動と日本モデル/中華民国の海軍と空軍

3 日中戦争とその影響 

華北分離工作と国共内戦の停止/「平和」を掲げた開戦/日中戦争の展開/重慶国民政府の徴兵政策/徴兵忌避の要因/第二次世界大戦と中国/徴兵制の理念と現実/日中戦争中の中国共産党/戦後に向けた動き/日中戦争がもたらしたもの第四章 東西冷戦と中ソ対立の下で―毛沢東時代の中国 



第四章 東西冷戦と中ソ対立の下──毛沢東時代の中国

1 東西冷戦と中国の軍事 

国共内戦の再開/「軍隊の国家化」の困難/国共内戦の帰趨/共産

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