内容説明
10年前まで認知症の原因や対策は判明していなかったが、現在、その発症メカニズムが明らかにされ、予防可能となってきた。同時に、病気そのものを治す環境も整いつつある。神経内科医でもある著者が、認知症で自分の母親を亡くした経験を乗り越えて記した、認知症の基本から最新事情までわかる一冊。
目次
第1章 認知症の予兆はあるのか?
第2章 認知症の原因は何か?
第3章 認知症は生活習慣の改善で予防できるのか?
第4章 認知症の経過
第5章 家族がなすべきことと任すべきこと
第6章 介護する家族は医者とどう付き合えばよいか?
第7章 治せる時代が見えている
著者等紹介
米山公啓[ヨネヤマキミヒロ]
1952年山梨県生まれ。聖マリアンナ医科大学卒業。専門は神経内科。看護雑誌の連載を機に、小説、エッセイを執筆。98年同大学第2内科助教授を辞し、本格的な著作活動に。現在も診療は続けている。日本老年学会、日本脳卒中学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
19
認知症初心者の私としては、まずは認知症、ぼけ、そしてアルツハイマーの違いから学ぶことができました。日常生活で気を付けられることってあるんだな。2013/06/26
雨巫女。@新潮部
15
《私‐図書館》認知症にならないように読む。早く完治できる病気にならないかなあ。2011/10/12
バニラ
3
速読訓練本 20分 ほぼ知ってる内容。おかしなことは書いてないかパラパラと確認していくような読み方。2019/11/13
teru
1
認知貯金、頭の使う仕事をしていると認知症になりにくい。老後2000万円ほど残して亡くなる方が多い。旅行や学習にお金を使うことが大切。なるほど、面白い。
jingring
1
巷で話題に上ることが多くなった認知症について、症状、原因、対策が順に書かれている。認知症の誤解を解くために、アルツハイマー性と脳血管性のふたつをわかりやすく整理してくれていた。でも、まだまだ不明点が多い病気でもあり、本書の中盤から、何が大切なのか良く理解できなかった。自律神経と絡めて理解するなら、『人は感動するたびに健康になる』と併せ読みがオススメ。2014/08/22