内容説明
メールやブログなど、今やだれもが「書く」時代だ。せっかく書いても、それが事実に反していたり、何の新味もなかったりしたら、説得力を失うばかりか、大恥をかきかねない。こういう時こそ、プロの使用にも耐えうるレファ本を活用したい―。本書は、ものを書いたり調べたりする時に役立つ辞書、事典、年鑑、白書、教科書といった参考図書（レファ本）を厳選紹介。理系の知から社会風俗まで、政治経済から文学歴史まで、あらゆるジャンルを網羅した、ネット時代の必需品である。
目次
先達の知恵袋
あれこれ比較する
仕組みを知る
ニュースに惑わされない
流行にも反応しておく
言葉を豊かに
歴史を振り返る
テレビに役立つ
文学に人生を見る
理系の知を身近に
見るだけでわかる
法治国家ゆえに
政治を引き寄せる
経済オンチと言わせない
著者等紹介
日垣隆［ヒガキタカシ］
３度の瀕死体験と失業３回を経て１９８７年より取材・文筆活動に。１９５８年７月生まれ。「『買ってはいけない』はインチキ本だ」（『それは違う！』文春文庫）で文藝春秋読者賞、「辛口評論家の正体」（『偽善系』文春文庫）で編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞・作品賞、『そして殺人者は野に放たれる』（新潮社）で新潮ドキュメント賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこ
67
前に読んだ「読書は1冊のノートにまとめなさい」でこの本が紹介されており、その時に初めてレファ本を知りました。著者は150冊の内15冊位は手元に置いておく事を願っています。私は気になった37冊をノートに書き出し、今はその中の13冊を手元に置きたいと思いました。将来的には変わるかもしれません。そしてこの本はジャンル別にレファ本が紹介されているのですが、私は図鑑がとても好きだと分かりました。「理科年表」「植物 学研の図鑑」 「完璧版 宝石の写真図鑑」この3冊が私のベスト3のレファ本です。3冊の内2冊が図鑑！！2022/02/20
アルカリオン
11
鎌田 浩毅『理科系の読書術』で紹介されているのを見て、手に取った。今の自分の立場・関心との関連で言えばあまり使える内容ではなかったが、非常に独自性の高い一冊であり、読むに値するものだった。マニアックなレファレンス本の数々について、なぜその本が有用で貴重なのかという点を力説している。2019/04/13
とある内科医
10
鎌田浩毅先生の読書本から、図書館で。 2006年刊。豊富な本の紹介に圧倒された。 今も改訂され続けているレファ本について、何冊か買ってみる予定。繋げる、繋がる読書中。2021/09/14
かもめ（甘き絶望）
10
おもろい！、おもろすぎる！これを読んで好奇心にさいなまれない人はいないのでは！？人文から法律、理科系にいたるまで様々な辞典が紹介されている。なんか、あれもこれも部屋に置いておきたいなーと思ったが、スペースもお金もないので、図書館で借りるなどしてみたい。とくに気に入ったのは、『核兵器のしくみ』、『アメリカ俗語辞典』、『市場占有率』あたりだが、著者のいざない力が強すぎて、どれもこれも目を通したいと思った。やっぱ、歴史と時事には強くなっておきたいですね。神様は何も禁止なんかしてない、いざ、知識の深淵へGO！2020/02/13
ふろんた
8
レファ本のレファ本。1冊につき、1ページ程度なので、本当の面白さはレファ本そのものを読まないとわからないかな。2012/12/09
