ちくま新書
長期停滞

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  • サイズ 新書判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480059581
  • NDC分類 332.107

内容説明

一九九〇年代にはバブル発生とその崩壊の波が世界中をおそい、最後に資金が流れ着いたのがITに沸くアメリカだった。グローバリゼーションの進展により、各国のアメリカへの輸出依存度が極限まで高まっていた矢先、アメリカのバブルがついにはじけ、世界は同時不況に突入した!デフレ型の世界同時不況は、大恐慌期以来の七〇年ぶりの事態である。この「長期停滞」の時代を、どのように理解すればいいのか。果たして脱却の道はあるのか。歴史的考察を通じて現在の日本経済および世界経済の位相をとらえ、日本の経済政策の転換を促す、注目の論考。

目次

プロローグ 市場原理主義は論理破綻した
第1章 長期停滞という現象
第2章 グローバリゼーションの第三局面
第3章 ゆっくりとしたパニック
第4章 不良債権問題が致命傷
第5章 迷走する経済政策
エピローグ 長期停滞を超えて

著者紹介

金子勝[カネコマサル]
1952年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。東京大学社会科学研究所助手、茨城大学人文学部助教授、法政大学経済学部教授を経て、現在、慶応義塾大学経済学部教授。専門は財政学、制度の経済学。豊かな歴史感覚のもと、現実から乖離した経済学の現状を批判し、説得力ある分析・評論を展開しつづけている