ちくま文庫
ぼくらは下町探険隊

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  • サイズ 文庫判/ページ数 309p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480038005
  • NDC分類 291.36
  • Cコード C0195

内容説明

第一部は、東京都江東区木場の小学校五年生、東川壮一君が、1990年の木場から佃、築地、浅草、日暮里、隅田川、門前仲町…などの下町を探険して歩いた記録。第二部は、それから11年後、なぎら健壱による、さらに変わりゆく下町の、歴史と現在を再探訪する旅。子供向けに書かれた「ぼくらは下町たんけん隊」に、書き下ろしの第二部と写真を大幅に増補した、なぎら健壱の下町歩き決定版。

目次

第1部 ぼくらは下町たんけん隊―一九九〇年東川壮一君編(プロローグ―らんかんだけの橋;佃から築地へ;浅草あたり;日暮里かいわい;隅田川をのぼる ほか)
第2部 『ぼくらは下町たんけん隊』を歩く―二〇〇二年(『らんかんだけの橋』;『佃から築地へ』;『浅草あたり』;『日暮里かいわい』;『隅田川をのぼる』 ほか)

著者等紹介

なぎら健壱[ナギラケンイチ]
1952年、東京木挽町に生まれる。70年の中津川フォーク・ジャンボリーに「怪盗ゴールデンバットの唄」で飛び入り出演、デビュー。72年ファーストアルバム『万年床』をリリース。以後、ライブのほか映画、テレビ、ラジオでも活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

書の旅人

10
私は浜町で生まれました。4歳には、神奈川へと移ったので、幼少の記憶はここからしかありません。浜町にいた頃の写真を見ているからでしょうか…。下町の写真を見ると、懐かしさを感じるのは。長距離運転手だった時、一度だけ自宅のあった場所へ行くことが出来ました。街並の面影は無く、そこにはマンションが建っていました。トラックに戻り、ぼんやりしていると、側の自販機に立った人の後姿が、亡き父と余りにも似ており、目が離せませんでした。そんな私に気づかず行ってしまいましたが、父の日常を垣間見た様な思いは、今も大切に残ってます。2018/12/11

KF

7
先日読んだ「町の残像」同様にとても良かったです。 第一部は当初の作成で子供が友人とお父さんと下町を巡る話。第二部は「アタシ」こと、なぎら健壱が下町を探索しつつレポートしたり、嘆いたりの展開。 どうしても「なぎら健壱」と言う名前からは「お笑い系」だったり「ミュージシャン」を連想してしまうものの、「町の残像」もこちらも、いずれも写真が良いし、書く内容もちゃんと取材しているし、育った時に学んだ内容に基づいています。読んで旅心をそそられる感じがしました。いずれにしろ返却する本ですが、まだ他にも蔵書があるはずです。2024/03/20

あーさー

1
なぎら健壱さんによる、昔の下町の空気がふんだんに感じられる一冊。さすがの読ませる文章です。2023/04/23

Shinsuke Mutsukura

1
この人の話は、ツボにはまるととにかく面白くて仕方がない。今、旅番組を安物の芸人がやっているが、教養がねぇから、一つも面白く無い。 その点、この人のは知識があるから為になる。最近は、あまり見ないがタモリ倶楽部等にもっと出演してほしい。  それはそうと、富岡八幡宮もあんなことがあったり、曰くつきだが、祭りの掛け声の「ソイヤ」は私も気に入らない。 私もガキの頃は「ワッショイ」だった。2018/05/23

ナウラガー_2012

0
となった、反対に幕府公認だったのは吉原。東海道の品川、甲州街道の新宿、奥州街道の千住、中山道の板橋には半公認の遊女(飯盛女)を置いていた/門仲の富岡八幡宮は江戸で初めて勧進相撲が行われた所2017/06/14

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