内容説明
お互いの深いところで通じ合える人をふやそう。たとえば自分にとって「だいじな人」とそれほどでもない人を見極めるチカラを育て、ときには断つ。あるいは思い切って先に「弱み」を見せてしまう。そういう意外なアクションこそが上っ面だけの人間関係を突破するカギになる。『自分「プレゼン」術』の著者による究極のコミュニケーション論。
目次
第1章 心を通わせたいなら「ネガティブ・コミュニケーション」で(マイナス・イオンの法則;求職者が陥りがちな“ああ勘違い” ほか)
第2章 「エネルギーを奪う人」から今すぐ逃げよ!(意味のない年賀状を出す3つのタイプ;序列が大好きな3つのタイプ ほか)
第3章 愛情について―「愛」を「愛」という言葉以外で語ってみる(愛情の危機;「妻への手紙」を書いた日 ほか)
第4章 あなたを貧しくする「常識」を脱ぎ捨てよう(変態術のススメ;「NO」から「YES、but」へ ほか)
著者等紹介
藤原和博[フジハラカズヒロ]
1955年生まれ。東京大学経済学部卒業後、リクルート入社。96年、年俸契約の客員社員「フェロー」制度を創出し第1号に。「会社」に対立も従属もせず、豊かな人生をもたらす働き方を提言し、若手ビジネスマンを中心に熱い支持を集める。「スーパーサラリーマン」の異名でテレビでも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
太田青磁
17
誰と付き合い、誰と距離をおくのか。非常に難しく悩みの多い問題を前にして、自分の過去を問い、語りかけ、マイナスのエネルギーを共有することでコンプレックスを信頼に変える。愛というのは自然に起こるものではなくて、愛することを決めること。縁を大切にし、自分のリアルを大切にする。つながりの多様さと確かさは、幸福感の源泉だ。心に響くフレーズです。2013/02/17
rigmarole
9
印象度B。全体的に気障な印象を受けましたが、特にあとがきはそうです。第2章の「エネルギーを奪う人」についての話は「あるある」ではありましたが、「そういう人は鼻持ちならないので私は嫌いだ」言っているようなもので、読んでいてあまり気持ちのいいものではありませんでした。多分、私は彼の対象としている読者ではなかったのかもしれません。私の悩みは彼の処方で解消されるものとは別のところにあるようでした。ただ第1章の、自分のネガティブな面をさらけ出すことでコミュニケーションを円滑にするという話は参考になりました。2021/06/11
Kaz
9
「○○星人」のくだりはそれなりにおもしろかったが、全体を通して著者の嫌いなタイプを羅列しただけの感が否めない。あなたはそうかもしれないですが・・・2015/07/31
だいすけ
7
リクルート出身の方って、感性豊かというか、面白い発想をする人が多い。著者もそんな一人。印象に残ったのは、懐かしい人の章。何度でも読みたくなる箇所。みなさんにもお勧めしたい。2017/01/05
nikky
6
自分の嫌いな人をなんとか星人とかいてこき下ろしているだけの本に読める。カテゴリに分けたり、図まで書いて。こいつはこういうタイプ、サヨナラすべきという文章は気持ちのいいものではない。2016/08/24